EVが次世代の自動車として注目されるのは、ガソリンや軽油を燃料とせず、二酸化炭素(CO2)排出量が小さいからだ。しかしその電気を何からつくっているかさかのぼれば、必ずしも環境に優しいとは限らない。

 経済産業省が燃料製造から自動車走行までのCO2排出を試算したところ、中国で今、EVを1キロ走らせると82グラムのCO2を排出する。電力の70%をCO2排出量の多い石炭による火力発電に頼っているためだ。…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23125400V01C17A1NN1000/