NHK NEWS WEB 5月19日 4時21分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180519/k10011444451000.html

9年後に開業が予定されているリニア中央新幹線について、JR東海は今年度、南アルプスでの
トンネル工事の本格化などで昨年度より6割近く多い2500億円を設備投資に充てる計画です。

リニア中央新幹線は2027年の東京・名古屋間の開業を目指して、山梨県側の南アルプストンネルで
本線の掘削などの工事が進んでいます。

JR東海によりますと、今年度のリニア中央新幹線の設備投資は、トンネル工事に加えて品川駅や
名古屋駅の工事が本格化するほか、山梨県内などの沿線の建設用地の買収費用も含め2500億円と
昨年度より910億円、率にして57%増える計画です。

このほか、山梨県都留市にあるリニア実験線で、営業運転を見据えた安全管理の技術の確立など
走行実験のために40億円を投資するとしています。

JR東海によりますと、今回初めてリニア中央新幹線の設備投資額が、新幹線と在来線を合わせた額を
上回ったということで、「安全や環境、地域との連携を重視して確実に計画を進めたい」としています。