ノーベル賞を取るためにやれやれといっている理屈は、
たとえば数学や情報科学、情報工学にはノーベル賞が出ないので、
そういう分野や研究にはお金を投じる価値が無いという
側の人間でもあるわけだ。
ノーベル賞が作られた後に出て来た新興の分野は、
たとえそれが成長めざましくてもノーベルの遺言に
は該当しないから、賞は出ない。所詮ノーベルの想定した
爆発物製造エンジニアの彼が理解できる範囲の既に
アカデミーに権威が確立しているようなある意味旧式の
学問体系だけをカバーしてるので、そういうのに拘泥
すると、新しい分野、これから立ち上がる分野の芽を
摘むだけになる。ノーベル賞、それって何なの?賞金
とかくれるのか、じゃ貰っておいてやるよ、ぐらいの
構えでちょうど良いんだよ。