【特集】
【メガドラミニ全タイトルレビュー!】「ザ・スーパー忍」
メガドライブの最高傑作との呼び声高い、セガが誇る忍者アクションゲーム!!
遠藤浩之2019年9月12日 00:00

1989年12月2日 発売

 1987年にアーケードで稼働した忍者アクションゲーム「SHINOBI 忍」の続編タイトルとして登場した「ザ・スーパー忍」。現代に生きる朧流忍者ジョー・ムサシを操り、犯罪シンジケート「NEO ZEED」からヒロインを救い出すのがこのゲームの目的だ。

 全8ラウンド(ステージ)で構成されている横スクロールアクションとなっており、刀や体術による接近攻撃と遠くの敵に攻撃できる手裏剣、二段ジャンプの八双飛びや、効果の異なる4つの忍術など“忍者らしさ”の詰まったアクションが魅力の作品だ。


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様々な忍者アクションを駆使して、ラウンド攻略を目指す


 最初のラウンド1の舞台はからくり屋敷。古代祐三氏が手掛ける、FM音源バリバリの和のBGMがスタートからテンションをブチ上げる。襲い掛かる侍や忍者を手裏剣で迎え撃ち、サクサクと撃破できるのがとても痛快。倒した敵が爆発する演出も気持ちがいい。

 子供の頃にプレイしたときはかなり難しくて序盤でゲームオーバーになり続けていた記憶があったのだが、迫る敵を的確に対処して進めるとラウンド1-1を難なく突破することができた。子供のゲーム力だからこそ苦戦していたのか……と思いかけたそのとき、「ザ・スーパー忍」が本性を現した。

 1-2のからくり屋敷内部から早くも難易度が跳ね上がる。天井と床には触れるとダメージを受ける竹槍が嫌らしいポイントに仕掛けられており、敵の攻撃で吹き飛ばされて、たびたび竹槍の中に放り込まれる。さらに、敵忍者が無限に湧いてくるポイントもあり、敵の攻撃がとにかく激しい。ここにきてジョーの倒れる姿を何度も目にすることとなった。


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敵を倒すと、爆発して散っていくのがスカッとする
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序盤の1-2から停滞モード突入


 リトライを重ねてラウンド2に到達するも、次に待っていたのは連続ジャンプ地帯の滝エリア。八双飛びを使って流木から流木へ飛び移って進むのだが、これがなかなかに難しい。八双飛びはジャンプボタンをただ2回押して出るものではなく、1回目のジャンプで頂点まで上がった瞬間にもう1度ジャンプボタンを押すというシビアなタイミングが要求される。連続ジャンプ地帯では八双飛びが1回でも失敗すると、そのまま奈落の底に落ちてワンミスになるという非情な難易度。恐るべし「ザ・スーパー忍」。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://game.watch.impress.co.jp/docs/feature/1206804.html