2020年は、パソコン史上に残る年となりました。「Apple M1チップ」を搭載したMacが発売されたからです。通称「M1 Mac」と呼ばれるこの新生Mac、とにかくヤバい。実際に触ったからこそ断言できます。AppleはトンデモないPCを作ってしましましたよ…!

 多くのテックメディアが「M1 Mac」について言及していますが、そのヤバさは性能の高さと価格のバランス、すなわちコストパフォーマンスにあります。MacintoshはこれまでもMC68000、Power PC、Intelと、プロセッサーのアーキテクチャを移行させてきました。今回のM1チップもそれに類するもので、いわゆるIntel Macからの卒業でもあるのです。

 このアーキテクチャの移行というのは、開発者にもユーザーにも覚悟を求める、とても大きな変革でもあります。ですが。今回の「M1 Mac」は、そうした覚悟を乗り越えてでも使う価値がある、ありまくる! 

 
ヤバさその1:高性能、なのにお手頃
 まずシンプルに、性能が良い。実際にM1チップを搭載した「MacBook Air」でChromeやAdobeソフト、DaVinci Resolveなどを一通り動かしてみましたが、もうめっちゃ軽快。その軽快さたるや「ラップトップでこんなに高性能なのアリ?」と思うほどでした。

 パソコンの性能をはかるベンチマークテストがあるのですが、Geekbenchが公開している2020年12月現在のMacのシングルコアのベンチマークのテストがこちら。
https://ascii.jp/img/2020/12/17/3133885/l/dbbe10c04c39af48.jpg

上位3台が、すべて「M1 Mac」なんですよ。その下にはCore i7-10700Kを積んだiMacが続きますが、かなりの大差。複数のソフトを起動させるマルチコアの性能については10位以下につけてますが、例えば仕事でMacを使う(オフィスソフトや文字入力、ブラウジング、リモート会議など)分には、充分すぎる性能だといえます。

 で、これだけの性能を備えているのに、安い。「MacBookr Air」なら約10万円、Mac miniなら約8万円でこのスペックのPCが手に入るなんて、ちょっとマジで言ってる? Appleだけなんか裏技でも使ったのかい?


ヤバさその2:今すぐ乗り換えて問題ないレベル
 高性能&お安いのはわかった。それでもすぐにM1 Macに飛びつけない理由は、アーキテクチャの移行という部分です。使えないソフトがあるかもしれないっていう不安、そこだけなんですけど…。

 なんか、わりと大丈夫だと思うんですよ、この課題についても。だって発売日直後に触ってあれだけ動いたし(エミュレート起動も早かった)、対応ソフトもどんどん増えてくるし、SNSでも「M1 Mac」の動作報告はたくさん見かけるし。

 ってことはですよ、一番のハードルであるアーキテクチャの部分が大丈夫なら、悩む理由ないと思います、僕は。むしろそこがハードルになってる人には「問題ない、買っちゃいな(肩ポン)と言ってあげたい。キミのその不安、大丈夫だぜ。動くぜ!


ヤバさその3:未来のPCを手に入れる体験
以下ソース
https://ascii.jp/elem/000/004/037/4037169/