三菱重工業は25日、カナダ・ボンバルディアの小型旅客機「CRJ」事業を買収することで同社と合意したと発表した。買収額は約5・5億ドル(約590億円)。2億ドル(約210億円)ほどの債務も引き受ける。顧客基盤を引き継ぎ、国産初のジェット旅客機「スペースジェット」の受注強化につなげる。

 CRJは座席数が50〜100席ほどの小型旅客機。1900機以上の納入実績があるが、エンブラエル(ブラジル)に押されて受注に苦戦していた。ボンバルディアは旅客機事業から撤退する方針で、CRJ以外の旅客機事業は欧州エアバスなどに売却済み。CRJも売却先を探してきた。

 買収は2020年上半期に完了…
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