恐竜を絶滅させた白亜紀末期(6600万年前)の巨大隕石いんせきの衝突後、
クレーター内では2〜3年でプランクトンなどの生命が復活していたと、
東邦大学などの国際研究チームが発表した。

 英科学誌「ネイチャー」の最新号に掲載される。
掘削試料から判明した成果で、当時の状況がより詳細に分かる可能性が出てきた。

 研究チームはメキシコ湾の海底にあるクレーターを約800メートル掘削し、
採取した堆積たいせき岩そのものや、堆積岩に含まれた微小生物の化石などを分析した。
その結果、衝突の影響でいったん巻き上げられた海底の土砂が6年未満で再び堆積していたことが分かったという。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180530-OYT1T50130.html