全国の大学の教員のうち約半数は非常勤で、
常勤の専任教員も約4分の1が「特任」「特命」などの形で任期付き雇用となっていることが、
朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」で分かった。
一般企業と同様、非正規や有期雇用が増えている形で、教育や研究の安定とともに、
こうした教員の処遇が今後の課題となりそうだ。

4大学で非常勤、授業「自転車操業」しても年収300万
 調査は昨年、国公私立大751校を対象に実施した。
この質問に回答した659校の教員をみると、本務者(専任教員)は16万9458人、
兼務者(非常勤教員)は延べ16万9164人でほぼ同数。
ただ、非常勤教員は複数の大学をかけ持ちしている例もあり、延べ人数となる。
また、専任教員のうち、任期付きは4万4401人だった。
任期なしの専任教員は12万5057人で、全体に占める割合は約36・9%だった。

図:大学の教員数の推移
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180519002516_commL.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL5M54SBL5MUTIL00Z.html