インフルエンザウイルスは感染力が高く、予防にはウイルスになるべく触れないことが重要となる。
厚生労働省は、体調に不安がある場合は人混みを避けるほか、外出後は手洗いとうがいをするよう呼びかける。
一方、マスクをすることは「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」(同省担当者)という。

 インフルの感染経路には、患者のせきやくしゃみで飛んだウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と、
ウイルスのついたドアノブなどを触った手で口や鼻に触れることでウイルスを取り込む「接触感染」がある。
患者がマスクをしてウイルスを飛ばさないようにすることは重要だ。

 一方、感染予防としてマスクをすることはウイルスを吸い込む危険を低減させるが、
防毒マスクのようなものでなければウイルスを完全に防ぐことは難しい上、接触感染は防げない。

 国立感染症研究所によると、症状がなくなった後も患者の体からはウイルスが排出され、
成人では発症から5日後、子供では発症から10日後くらいまで他人に感染させる恐れがある。
患者は無理せずにゆっくり休むことが感染拡大の防止につながる。

 症状が出なくても感染している「不顕性感染」やインフルにかかっていると気づかない患者がいることも考えられる。
睡眠や休息を取り、加湿器を使って部屋を適切な湿度(50〜60%)に保つなど、
普段からできる予防も心がけたい。

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産経ニュース
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