今から130億年以上前に誕生した超巨大ブラックホールを発見したと、米カーネギー研究所などのチームが発表した。

 チームによると、観測史上最古で、質量(重さ)は太陽の約8億倍。初期宇宙の進化の解明につながる成果で、
英科学誌ネイチャーに7日、論文が掲載された。

 チームは、南米チリにある大型望遠鏡(口径6・5メートル)で、遠方の宇宙を観測した。
その結果、地球から130億光年余り離れた場所で、極めて明るい「クエーサー」と呼ばれる天体を見つけた。
クエーサーの中心には、ブラックホールが存在すると考えられ、
その周りでガスなどが高速回転して輝く様子をとらえたものだという。
宇宙誕生から約6億9000万年後には既に超巨大ブラックホールが存在していたことを示す証拠になる。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171207-OYT1T50044.htm