>>987
歌モノつーのは、ベースと主旋律の時点では「ジャンル」ってないよ。
日本の場合は、アレンジの段階でジャンルが決定されるんじゃないかな。
よく、有名曲のジャズアレンジとかピアノ弾き語りアレンジとかあるじゃん。
エックスの紅だって、歌謡曲にできるわよ。
やってみて、明確に違うなと感じたのは演歌ぐらいかな。演歌はもうベースと主旋律の時点で完全に演歌。
アレンジをジャズにしようがJ-POPにしようが演歌は演歌。主旋律にすげー癖がある。
なんか、一時期、吉幾三の曲を色々アレンジするヤツあったじゃん。でも、オラこんな村嫌だは、どんなアレンジにしようがオラこんな村嫌だにしかなりえない。
もう、オラこんな村嫌だーのワンフレーズでジャンルが決定してしまっている。
マジで、すげー曲だと思うわ。

インストの場合は、語弊を覚悟で言うと、ジャンルごとに使えるフレーズなりアレンジの形式が厳しく決まってんのよ。
クラシックのフレーズをブルースにしたり、ブルースのフレーズをクラシックにしたりできない。
だから、そのジャンルに精通していないと書けない。
ゲームBGMって言った場合も「これはお城の中、これは戦闘中」っていう、何か見えない「お約束」があってさ。
そのお約束なり世界観を表現できるフレーズやコード進行のボキャブラリーを持っていないと書けないのよ。
まあ、全く自由形式で書くこともできないわけじゃないけど。
マイケル・シェンカーなんかは、クラシックなのかブルースなのか、もうよくわかんない凄いインスト書くけど。
これはもう別格の才能だと思うわ。
インストだったら、プロレスの入場テーマ曲みたいなのがやりやすいとは思う。あれは、もう、なんかフリーダム。
でも、なんかイメージが掴みやすいつーか。