【上方】近畿方言綜合23【関西】
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【上方】近畿方言綜合22【関西】
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関連スレやテンプレなどは>>2以降で 参考文献
講談社選書メチエ292『関西弁講義』2004/2/10第一冊発行
著者:山下好孝1956年京都市伏見区醍醐生まれ
ちくま新書1249『日本語全史』2017/4/10第一刷発行
著者:沖森卓也1952年生まれ
NHK日本語発音アクセント新辞典(2016年)
NHK日本語発音アクセント辞典(1998年)
『京阪系アクセント辞典』勉誠出版2002年11月20日刊 中井幸比古編著
『日本の方言地図』徳川宗賢 著、中公新書 533 1979年3月25日
『方言学』朝倉書店日本語ライブラリー2011年3月25日 真田信治編著
ISBN978-4-254-51526-6定価(本体3500円+税)
『大阪のことば地図』和泉書院上方文庫別冊シリーズ2 2009年9月25日
真田信治監修、岸江信介・中井精一・鳥谷善史編著
ISBN978-4-7576-0526-8定価(本体1800円+税)
『お国ことばを知る 方言の地図帳』小学館2002年7月20日 佐藤亮一監修
ISBN4-09-504152-8定価(本体2500円+税)
『京ことばの辞典 どうどす』CD2枚付き 大原穣子著 研究社 2008/12/4
『京都府方言辞典』中井幸比古著 和泉書院 2002年7月30日初版第1刷
ISBN4-7576-0166-2定価(本体100000円)+税 155 名無す 2018/12/23(日) 10:49:34.77 ID:ss3vBKEx
前スレから引用、おさらい。
0299 名無す 2018/09/18 00:27:42
ちくま新書1249『日本語全史』2017/4/10第一刷発行
著者:沖森卓也1952年生まれ
395頁から引用、ただし、原文では、高をゴシック、低を明朝、降を明朝に傍点で
表記してあるので、語の後に高低降で表記する。
二拍名詞のアクセント(中略)
(高い部分は太字で示し、下降調<平声軽>には傍点を付す。)
十二世紀前後 十四世紀後半 現代京都 現代東京 所属語
第一類(庭鳥類) トリ 高高 トリ 高高 トリ 高高 トリガ 低高高 飴梅枝顔
第二類(石川類) イシ 高低 イシ 高低 イシ 高低 イシガ 低高低 歌垣型紙
第三類(山犬類) ヤマ 低低 ヤマ 高低 ヤマ 高低 ヤマガ 低高低 足神倉事
第四類(松笠類) マツ 低高 マツ 低高 マツ 低高 マツガ 高低低 糸海空肩
マツガ 低低高
第五類(猿聟類) サル 低降 サル 低降 サル 低降 サルガ 高低低 秋雨桶蔭
サルガ 低高低
(中略)396頁4行目半ばから
そして、二拍名詞第五類に所属する語は「猿」のように、原則として、京都では
「低降(助詞が付く場合、低高+低)」、東京では「高低(次に付く助詞は低)」となる。 最近繰り返されている話題としては
アスペクト 将然態、進行態、完了態、結果態 降りよーと降っとー
関連して卑称のよる
拍内下降の消失と、二拍名詞四類と五類の統合
三拍名詞の高起式有核一拍目、二拍目、低起式有核二拍目の分布 「卑称」ってひょっとして誤解されている方も
おられるかも知れませんが、
自分を「卑下」する意味は少なく、
むしろ頻度は三人称>二人称>一人称ではないかと
思います。 卑称ついでに、
https://youtu.be/xAei9G3WqHc
3:29で浜田が「二人称オレ」を発している。
関西方言として知られていながらも映像などの資料がなかったことから、
学術的にも貴重な資料となった例です。 >>13
別に一人称が二人称になる例は日本中の言葉にみられるから
特別貴重でもないと思うけど・・・ >>13の動画
会話の内容がさっぱりわからなかったのでなんともいえませんでした。 それな。一体何のシーンなんか分からんな
オレーー (?)とか、意味分からん かく言う皆さん、ほんとは浜ちゃんの威勢に慄いているのでは、、 中条あやみが高校入った時、方言が濃い地域から来てる同級生に「どっから来とんけ?」と言われて驚いたというエピソードを披露 しかし、◯◯け? ちゃうんけ? 行くけ?◯◯(地域名)から来とんけ?
とか、「か?」と同じ使い方なのは厳ついけど言葉として違和感は少ないが、「どっから来とんけ?」は九州弁的文法で違和感があるなぁ 出来よったやんか!(共通語:出来たじゃない!)
九州の若い女性が使っていてちょっとびっくりしたんですが九州独自の方言ですよね?
関西でもいいますか? >>22
どこから来とっとや/か? みたいなイメージ。
まぁあくまでイメージで、九州の場合は「の(ん)」が「と」になってるから特殊な印象が強いんやろうけど
「どっから来とんけ?」の人は、疑問を全部「け」で済ましてしまうのかな。
この場合「どっから来とんや?」なら周縁部言葉としてはスッと入ってくるけど、この「や」は「疑問のヤ」であって断定のコピュラとは関係ないってところが目から鱗だよな >>24
何に驚いたのかは知らないが、九州で言った場合意味は以下の2通りが考えられるだろう
A (もう少しで)出来そうだったじゃない!(首都圏方言:出来そうだったじゃん/大阪方言:出来そうやったやん)
B (前は、かつては)出来てたじゃない!(首都圏方言:出来てたじゃん/大阪方言:出来てたやん、出来とったやん)
前後の文脈が無いとどっちか分からないけど、どちらも現在進行のアスペクト「よる」の過去形
Bの場合の「よった」はその過去進行から派生(?)して「かつてはよく〜したものだ」の意味でのみなら割と沖縄とかでもこの「よった」は使われてる
A、B両方とも丹波や神戸播州以西の西日本で広く使われるが、いずれも基本的に
【 近 畿 中 央 部 で は 使 わ れ な い。】
アスペクト区別が厳格という意味では九州北部的な印象は強いかな 今できたねって意味で、京阪語圏でも聞きやすいものだね。
滋賀京都の周辺でもよく聞く。
アスペクトで困るのは、中国地方一部の「わっ!こけよった」とかが
危うくこけるところだった、つまりこけてないっていうケース。 いや、京阪地方ではその時相を含む意味では言わない。 >>26
ピアノを教える先生と生徒で
「(難易度がちょっと高い)このフレーズ弾いてみて?」に対して
生徒が弾けたので「出来よったやんか!すごい!」という先生の返しです
〜やけん、という語尾があったので多分博多弁だと思います
レスありがとうございました >>29
卑語だとしてもわざわざ「よる」を入れるのは違和感あるなあ
普通に「できたやんか」でいいわけで無駄な表現という感じ >>25
いや「どっから来とんや?」の「や」は断定のコピュラだけど・・・ >>33
それそうかな?違って目から鱗だったと思ったんだけど
確かに、鹿児島弁で伝統的に「どげんすっとじゃ?」と言っていたっぽいからそう考えると断定のコピュラだけど、
古語の「用言の終止形・命令形、また体言に付き、反語の場合は已然形に付く。」の「や」を踏襲した使い方で、普通断定の助動詞を使わない「〜か」のところを「〜や」で言う場合がある。
例えば「行くか?」を「行くじゃ?」とは言わないだろう。でも「行くや?」のような言い方は存在する。これは別物と考えるべきなのかもしれないが、
九州的と言ったのはこういう「何するんか」「何しよんか/何しとるんか」「どこから来とんか」のような、英語のwhere,when等5W1hの類を純粋に尋ねる場合に普通「や」にるところに「か」を使う言い方には違和感を覚えるから。
九州では「するとか?」とか「何しよっとか」も「何しよっとや」のような言い方が広く使われてるが
これはあんまり断定のコピュラと意識して使われてなくて古語的な使い方とごっちゃになり、疑問にのみ「や」を使う現象が各地であるのかもしれない。
こうして考えると結構断定のコピュラ以外の色んな「や」が現在も使われてることにも気付かされる。 >>35
何が言いたいのかよく分からんが少なくとも播州では九州のように
「知っとうや?」とか「よかや?」のように疑問や確認を示す際に
「や」は使われないな いろんな「や」があるんだよってことじゃないかな。
それはあるだろうね。 「休み」ってLHLばっかり耳にするんですけど
本来なら「鏡」とアクセント一緒でHLL/HHLですよね? >>39
資料読ませていただきます
ありがとうございました 「ねん」の意味は東京語で言う「のだ」(んだ)ですよ。
「やねん」は「なのだ」(なんだ)
「やねんけど」は「なのだけど」(なんだけど)
>>91 名前:名無す [sage] :2019/05/14(火) 10:36:58.54 ID:bCO2Bfqe
ねん、の意味が分からないです。
「〜のことやけど、」
「〜のことやねんけど」
ニュアンス的にはどう違います? 俺らは、そのしわ寄せでこないな生活を強いられよんねや! >>44
ですねよかった
ネイティブ大阪弁のひとがLHLLと言ったんでおかしいなと いや別にLHLLもありえるでしょ
より訛ってるのがLLHLってだけで 『京阪系アクセント辞典』p120
ガソリン ガソリン (自動車に〜を入れる) L3, L2s
つまり、LLHLが多数派。LHLLが少数派。両方あります。 >>46-47
そもそも外来語は基本アクセント規則の対象外だからな
「テレビ」だって今はLHLが主流だが関西でも入ってきたときは頭高で
発音してた 『京阪系アクセント辞典』
テレビ テレビ (〜を見る) 1, L2s
プラス プラス (+, 〜とマイナス) 1, <周>L2p
ライト ライト (光, 〜をあげる; 右, 〜とレフト) 1
レフトは記載なし。
ちなみに
ラジオ L2, 1s >>53
ありがとうございます
上にガソリンLLHLとありますが
マラソンもLLHLになりますか? >>53
私の場合、
テレビHLL
プラスHLLマイナスHLLL
ライトHLLレフトHLL
ラジオLHL、です。
マラソンはマイナスと同じです。 それともLLH?
ドラえもんはLLLLL?LHLLL? >>56
>>57
マラソン頭高なんですね
よしもと兵動さんだとLLHLかL0なんですよね
>>59
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ss_iEQ1Axhk
小籔さん兵動さんはともにLLHLLですね 『京阪系アクセント辞典』より
マラソン マラソン (長距離走, 〜に出場) 1, 0
つまり、高起式有核1拍目(HLLL)と、高起式無核(HHHH)の
両方があると書いていますね。 むずかしい
HHHHL むずかしい やろ?
HHHLL
HHLLL
LHLLL
LLHLL
話の流れでどれも使いますか? 『京阪系アクセント辞典』より引用
ムズカシイ 難しい 3=4, <周>4=4
つまり、中央部では、ムズカシイは高起式有核3拍目で、HHHLL
ムズカシカッタは高起式有核4拍目で、HHHHLLL
周辺部では、ムズカシイは高起式有核4拍目で、HHHHL
ムズカシカッタは高起式有核4拍目で、HHHHLLL
スンポー 寸法 (〜を測る) 1, <周>3p
つまり、中央部では、高起式有核1拍目でHLLL、
周辺部複数個所で、高起式有核3拍目で、HHHL。
ミリョク 魅力 (〜がある) 1, L0若, 0若
つまり、高起式有核1拍目が伝統的、HLL
若年層で、低起式無核、LLH、(ミリョクガ LLLH)
若年層で、高起式無核、HHHもあり。 >>69
やっぱり便利ですな、かゆいとこまで一発。 どこに?どこにあるの?
LHL?HLLLLH?
中川家剛さんですがこれは東京アクセントになってるんでしょうか? アセクシャルの「なかけん」って人どこ育ちだろう
東京語っぽいけど母親は関西弁で母親と話す時は普通に京阪式入れて話してた なんの変哲もない〜
なんのH1 このアクセントは正しいですか? >>75
私の場合
なんのLLH
へんてつもHHHHL
ないLH
ですけど。
なんのHLLと発音すると南野陽子さんのことになってしまいます。 さすが和歌山、
ハナシ HHL
一方麒麟の田村はハナシHLL >>77
ありがとうございます
兵庫県川西市出身のミュージシャンの方のアクセントだったんですけど
ミスターマリックのものまね手品してたんで発音もおかしくなったのかもしれませんw 『京阪系アクセント辞典』より引用
ジンギスカン ジンギスカン(人名) 4, 3s
アマザケ 甘酒 (〜を飲む) 1, L2若, <周>2
つまり、ジンギスカンは、HHHHLLが主で、HHHLLLが少数派ですね。
アマザケは、HLLLが伝統的で、若年層でLHLL、周辺部でHHLL。
<私見>
私はジンギスカンHHHHLL、4, H4, 多分、H-2の法則ではないでしょうか。
HLLLLLのH1は個人的には耳にしたことがありません。
甘酒は、1, H1, HLLLです。
『NHK日本語アクセント新辞典』より引用
ジンギ\スカン (引用者注:ギはキに゜で鼻濁音。スに点線の○で、母音無声化)
つまりLHHLLLですね。
アマザケ ̄
つまり、平板で、LHHH 私が「レフト」HHLなのは、俺弁でしょうかねえ。
京阪系辞典には項目ないし。 >>86
いや、それでも全然聞ける、というか関西弁になってる。 どこの方言が知らんが、関西弁を関東っぽいイントネーションで話すの、
あれとっても気持ち悪くってイヤやわ。 いつもLHL
いつでもLLHL
でしょうか?
どこ?
どう?
なんで?
これら疑問詞はLHと思いますが
文脈によってはHHになりますか? >>91
出典まで示してくれてるんだからちょっとは自分で調べたらどうかな? >>91
>これら疑問詞はLHと思いますが
荒らし。 >>89
いちびって近畿方言的語彙・東京式にちかいアクセントで
話す人もいるにはいるでしょうが、
垂井式地域は言語形成期にそうなっていて
その人たちには母語だから、そういう地域が
あるのだから仕方がない、という感覚を
心のどこかに持つように心がけておかないと
言語差別主義の芽が生えますよ >>99
まあ仕方ないこととはわかるんだけど。
思いつく所では、広島とか三重かな。 広島なんかでんでちおうやろw アホみたいなこと言いな。視野が狭い言われんで >>100
三重は最北部の桑名市旧長島町、木曽岬町と最南部の南牟婁郡の一部を除くと
殆どの領域でアクセントが京阪式orその変種だが
広島はほぼ県内全域で中輪or内輪東京式アクセント
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