山形大学は6日、米のたんぱく質を原料に肉に代わる「代替肉」を作ることに世界で初めて成功したと発表した。将来、新たな代替肉として普及することが期待されるという。
肉などの動物性のたんぱく質は、生産や輸送の過程で、大量の温室効果ガスを発生させることから、近年、環境への影響が指摘されている。こうした中、山形大学の渡辺昌規教授は、食品メーカーと共同で、米のたんぱく質から肉の食感などを再現した「代替肉」を作ることに世界で初めて成功した。原料は米ぬかからこめ油を抽出する際にできる「脱脂米ぬか」というものだ。こめ油を作る際は原料の8割以上が「脱脂米ぬか」として残り、その多くは廃棄されるため利活用が課題となっていた。この代替肉は国内での自給が可能なほか、アレルギーの原因となるアレルゲンがないことなどが特徴で、将来、新たな植物由来の代替肉として普及することが期待されるという。また、収益性が高い持続可能な農業の実現にもつながる可能性があるとしている。

山形大学農学部渡辺昌規教授「従来の白米を生産する農業が白米+タンパク質を生産する農業への転換により収益性が高く持続可能な稲作の促進が可能と考える」

渡辺教授は、再来年にベンチャー企業を立ち上げ、開発を進めていく予定だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eed78925294285609233a220391bfb72fb5c0c0

【ヴィーガン】コメのたんぱく質から世界初の「代替肉」国内自給可能・山形大
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1665145773/