NTTコミュニケーションズは16日、同社の企業向けメールサービスでメールの誤送信が生じ、一部の利用者のメールアドレスが別の利用者から閲覧できる状態だったと発表した。ソフトウエアの不具合が原因で、すでに解消している。NTTコムが提供するサービスの利用者に宛てたメールが、ほかのサービス利用者に誤って送信されていた。

NTTコムの企業向けメールサービス「Bizメール&ウェブプレミアム」で2月21日から4月2日までに、273件のメールの誤送信があった。メールの文面は英数字や記号に変換されており、内容は閲覧できない状態だった。だが利用者のメールアドレスは表示されていた。

NTTコムは3日にソフトウエアの不具合を改善した。その後、誤送信は発生していないと説明する。同社はソフトウエアの不具合を検知する精度を高め、再発防止を進める。(平岡大輝)

□NTTコミュニケーションズのプレスリリース
ニュース 2021年4月16日:企業向けマネージド仮想専用サーバーサービス「Bizメール&ウェブ プレミアム」におけるメール誤配送について | NTTコミュニケーションズ 企業情報
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2021/0416.html

2021年4月16日 16:22
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1676R0W1A410C2000000/