ディー・エヌ・エー[2432]が10日発表した2020年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比4倍の191億円だった。ゲーム事業などの好調に加え、タクシー配車アプリなどに関する事業の吸収分割に伴う利益や保有株式の売却益なども寄与した。

売上収益は前年同期比5%増の687億円、営業利益は4.1倍の209億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で集客に制約のあったスポーツ事業は減収となったものの、巣ごもり需要を取り込んでライブストリーミング事業やゲーム事業は伸びた。

21年3月期(今期)の連結業績については、合理的な数値の算出が困難なため開示を見合わせたが、20年4〜9月期の実績などを踏まえると「各段階利益は通期で黒字となる見通し」という。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/11/10 16:27
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HQK_Q0A111C2000000/