メルカリとラクマは3月10日、衛生マスクの出品を一律禁止すると発表した。ラクマは3月12日15時より、メルカリは3月13日に出品禁止となる。

 これは、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が3月10日に閣議決定され、転売禁止の物品に衛生マスクが対象となったことを受けたもの。3月15日以降、市販で購入した衛生マスクを取得価格以上で譲渡した場合、一年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課されるようになる。

 メルカリでは、「衛生マスク(個人が自作したものを含む)」「衛生マスクとその他の商品を抱き合わせた出品」を一律禁止。「マスクの出品すべてが、必ずしも違法行為につながるわけではないが、意図せず違法行為につながる可能性等を考慮した」とリリースでコメントしている。

 ラクマでも、購入価格以下での出品やハンドメイド商品なども一律禁止。出品が確認された場合、商品ページの削除、アカウント制限を実施するという。

 なお、「ヤフオク!」でのマスク出品についてヤフー広報部に確認したところ、「オークション形式に関しては3月14日以降販売禁止を予定している」とのこと。一方で、フリマ形式(固定価格出品)に関しては、ガイドラインに準拠し、適切な価格かつ小ロットに限り、今のところは出品可能のようだ。
https://japan.cnet.com/article/35150590/