アメリカ西部、カリフォルニア州の警察が環境に配慮しようと導入した電気自動車メーカー「テスラ」社製のパトカーが、容疑者の車を追跡中に電池切れで追跡できなくなり、地元メディアは「重要なのは充電を忘れないことだ」と皮肉を交えて伝えています。

アメリカのメディアによりますと、カリフォルニア州フリーモントで20日、地元警察が導入した電気自動車メーカー「テスラ」社製のパトカーが高速道路で容疑者の車を追跡中、電池切れで追跡できなくなりました。

電池の残量が少ないことに気付いた警察官は無線で応援を要請しましたが、結局、容疑者に逃げきられ、逮捕には至りませんでした。

警察は電池切れの原因は前の勤務を担当した警察官が十分に充電しなかったためだと説明しています。

この地域の警察では二酸化炭素の排出削減に貢献しようと、ことしから特注の電気パトカーを導入したということですが、地元メディアは今回の事態を受けて、「最も重要なのはパトカーの充電を忘れないことだ」と皮肉を交えて伝えています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190926/k10012100871000.html