トヨタ自動車は26日、無線通信を使った事故防止システムを2021年から米国で販売する車に搭載する計画を中止すると発表した。導入に向けて自動車業界で考え方を共有するほか、政府の支援がさらに必要であると判断したという。

トヨタは18年、信号機に設置された機器や車両同士が通信し、事故を防ぐシステムを米国で販売する車両に搭載し始めると発表。20年代半ばには米国で販売する大半の車に同システムを搭載するとしていた。

トヨタは日本でも15年から同様のシステムの搭載を始めており、米国でも将来の導入に向けて状況を精査していく。
2019/4/27 10:13
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44308940X20C19A4NNE000/