ANAホールディングス(HD)は12日、購入を計画しているエチオピアで墜落した米ボーイング新型旅客機「737MAX8」の同型機に関し、「発注計画の変更などについて現時点で決まったものはない」とコメントした。安全性に問題がないか、事故の調査を慎重に見極める考えだ。

 ANAHDは1月下旬、約3800億円を投じ、最大30機を購入する計画を公表。2021年度以降に納入される予定だった。

 ボーイングの737MAX8をめぐっては、エチオピアで10日、乗員乗客157人を乗せたエチオピア航空の同型機が墜落。同社は当面の間、同型機の運航を停止すると発表した。昨年10月にはインドネシアでも墜落事故が起きており、インドネシアや中国などの当局は航空各社に同型機の運航を見合わせるよう指示した。
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