岐阜県大垣市に本社を置く運送大手の西濃運輸は、ドライバーの人手不足の対策として、一部の定期便により多くの荷物を一度に運べる「ダブル連結トラック」を導入することになりました。

ダブル連結トラックは、大型トラックの後ろにトレーラーを連結し、より多くの貨物を運べるようにした車両で、全長21メートルまでは公道で走ることができます。

関係者によりますと、西濃運輸が導入するのは、長さがおよそ12メートルのトラックと、およそ6メートルのトレーラーをつなげた全長およそ19メートルのダブル連結トラックです。

ことしの3月までに2台を導入して、大垣市と静岡市を結ぶ便に導入し、会社では、人手不足に対応するとともにドライバーの労働時間の削減にもつなげたい考えです。

運送業界ではヤマト運輸と福山通運が全長25メートルのダブル連結トラックの導入に向けた実証実験を行うなど、このところダブル連結トラックへの注目が集まっていて、深刻化する人手不足の中で今後普及が進むことも予想されます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180116/k10011290891000.html