【自動車】スバル無資格検査、30年以上前からか 社長が認める
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SUBARU(スバル)が自動車の完成検査員の資格がない従業員に検査をさせていた問題で、30年以上前から常態化していた可能性があることが27日明らかになった。有資格者の判子を使った書類の偽造が行われていた。日産に続き他社でも検査工程の不正が明らかになったことで、日本車の品質管理への信頼が揺らぎそうだ。
スバルの吉永泰之社長は同日午前、日本経済新聞などの取材に「研修中の従業員が完成検査に携わっていた…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22777030X21C17A0MM0000/ 愚直なメーカーのスバルで常態化…無資格検査30年のなぜ(日刊ゲンダイDIGITAL)
2017年11月02日 09時26分
https://news.nifty.com/article/economy/business/12136-424411/
「テストドライバーではなく、開発、研究者の運転スキルを向上させる研修も
ある。スバルは愚直なほどまじめなメーカーなんですけどねえ」と、自動車メ
ーカー関係者はため息をつく。
スバルは30日、完成検査の実施状況に関する社内調査結果を国交省に提出。30
年以上前から無資格の従業員が従事していたという。無資格検査が常態化して
いたことだけは間違いない。
国交省は完成検査の検査員について、「あらかじめ指名された者」と通達。ス
バルでは、知識と技能を持つと認定された従業員に2〜6カ月の現場経験を積
ませた上で、筆記試験合格後に検査員として登用する仕組みがある。5年、10年
の現場経験というのならまだしも、素人目には“有資格者”になるのにそれほ
ど高いハードルがあるとも思えない。
それなのに、スバルではお上のお達しに反する完成検査が続いていた。検査員
が、無資格の従業員にハンコを貸して押印させるような偽装行為もあったという。
ベテラン自動車ジャーナリストは「スバルをかばうわけではありませんが……」
と前置きして、こう続ける。
「そもそも日本の自動車メーカーは品質検査のレベルが高い。機械だけに頼ら
ず、最後は“職人”の目で見るという日本的なこだわりもあります。それに無
資格といってもズブの素人というわけではない。医者に例えれば専門医の代わ
りに研修医が見たといったところでしょうか。途中のチェックがしっかりして
いるから、後進を育てる意味でも、むしろ“簡単”な完成検査は研修医に任せ
ても大丈夫。そんな甘い気持ちがあったことは否めませんが、嘘をついている
という認識はなかったように思いますね」
スバルでは来週半ばをめどに、過去3年以内に製造された12車種、計約25万
5000台をリコールする。費用は50億円強を見込むという。連結売上高3兆円
企業にとっては微々たる額だろうが、信用はプライスレス。
前出の自動車メーカー関係者は「スバルは玉にきずだから余計に目立つ。情
けないというか、もったいない」。この嘆きをスバルの社員がどう受け止め
るか、だ。 実務ができても無資格なら駄目ということか
業務について無資格か有資格か案外大きいんだな
ネット上じゃ資格より実務経験って風潮見かけることあるけど SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?@
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
第45回東京モーターショー2017の一般公開日を翌日に控えた10月27日。
株式会社SUBARUは自動車の完成検査に関する社内調査結果についての
記者会見を行いました。
完成検査といえば、日産自動車で検査員の資格がない人が検査業務を
行うという不正が発覚。それを受けて、国土交通省からの通達によっ
てスバルが社内調査を行った結果、完成検査業務を実施するにあたり
不適切な事案を確認。それについての報告を行うというものでした。
スバル車オーナーである筆者は記者であるとともにユーザーの代表と
し記者会見にのぞみました。17時から始まった記者会見はSUBARU 代表
取締役社長である吉永泰之氏と株式会社SUBARU執行役員 品質保証本部
長の大崎篤氏の二人が登壇し、冒頭深々と頭を下げました。
代表取締役社長である吉永泰之氏から今回の不適切な事案についての
説明。そして記者による質疑応答が行われた記者会見は2時間半にわた
り、記者からは「これは偽装」ではないのかという厳しい質問が飛びま
した。
吉永社長の説明によると、リコールの対象となるのはスバルの3つのあ
るラインで製造されたスバル全車種。そして、OEM供給しているトヨタ
86も含まれます。対象となる台数は約25万台。その費用は50億円以上
になると試算されています。 SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?A
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
今回の不適切な事案を簡単に説明するとスバルの社内規定で完成検査
に従事することができる人は担当検査工程に必要な教育と訓練を受け、
完成検査業務に必要な知識と技能を100%身に付けたと現場管理者に認
定され、担当検査工程に従事できるよう監督者に指名された人のみです。
指名に至るまでにはまず技術面をクリアし、その後社内の筆記試験で
100点を取ると一人前の完成検査員となれるのです。今回発覚した不適
切な事案は技術面でクリアしている人が筆記試験を受ける前に完成検査
業務を行っていたということです。
これを自動車の運転に例えると、教習所で技能テストをパスした人が
ペーパーテストを合格する前にクルマを運転してしまったということ
に近いのではないでしょうか。今回の不適切な事案は約30年前から行
われていたといわれており、決して、人員不足によるものではないと
いう説明がなされました。
10月3日にこの疑義が発覚し、それ以降は筆記試験をパスしていない人
を検査業務から外しており、新車登録は続けています。これまで規定と
して明文化されていなかった完成検査に対して、今後透明性を高めて、
将来にわたって誤った運用や解釈が生じないように改めて規定を体系的
に整理し直すと説明されました。
リコールの内容については10月30日に発表される予定です。アイサイト
で先進安全装備の普及を加速させたスバル。管理システムを再構築して、
安心・安全なクルマをユーザーに届けてほしいと思います。 >>1
実際、資格あるなしなんて、品質に関係ないんじゃない? 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回の日産と
スバルの国内工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかB
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
スバルのケースは、日産とは少し背景が異なるものとも言えよう。27
日の夕刻に緊急会見を行った吉永泰之社長は、沈痛な表情を浮かべな
がらコンプライアンス違反を陳謝しつつ「状況をよく理解してもらい
たい」と誠実な質疑に終始した。
「事実をきちんと説明したい」と言う吉永社長によると、スバルの場
合は工場の完成検査員登用制度が長らく厳しい社内認定を続けたこと
で、認定前ながら、最終的に資格の取れる知識や技能が認められた従
業員も完成検査ラインに入っていたとのことだ。
「生産現場の運用面で悪意なくやり続けてきたこととはいえ、ルール
違反であり、会社の成長に全体の力が付いていなかった。足元を見つ
め直して実力を高めるしかない」とし、25万台強のリコール届出も明
らかにした。
とはいえ、スバルは、いずれにしても「ルール違反」であることは間
違いない。
コーポレート・ガバナンスの「基本原理」であるコンプライアンスを
守れなかったことは明らかな事実で、ブランド力の低下は否めない。
経営サイドと生産現場とのコミュニケーションに問題があったのか、
グローバル経営を重視する中で、縮小する日本国内市場を軽視し、国
内向け出荷の現場にしわ寄せが来ていたのか、こうした問題について
もきちんと追求すべきであろう。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかC
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
国交省による完成検査の制度設計のあり方も問われる。
現在の日本国内の工場において、最終完成検査でひっかかる車両はま
ずないのではないだろうか。そもそも必要な検査なのか――。
確かに、無資格者による完成検査は、国交省の通達違反であるが、こ
の無資格完成検査を通った車両が安全面等の品質に問題があり危険と
いう見方は誤解である。
むしろ国交省も、制度設計を見直すことも必要なのではないか。何し
ろ、日本国内市場向け車両だけがこの完成検査の対象であり、輸出向
けは対象外だ。出荷後に輸出先のルールに基づく検査となっているの
だから。
今回のスバルの国内工場の無資格完成検査問題は、これにより出荷車
両が品質・安全性の欠如したものと、短絡的に決めつけるべきもので
はない。生産ラインの「最終完成検査そのもの」は、手順通りに行わ
れていたのである。
むしろ、生産現場と経営サイドのギャップが大きくなり「現場任せ」。
あるいは「現場が見えない状況にあった」ことが問題だ。そこにガバ
ナンスが効いていなかったし、コンプライアンスが欠けていたという
ことだ。
スバルはカーオブザイヤーの選考を辞退するなど、少なからずブラン
ド力低下への影響は大きい。今後、どう打開していくか。 新車検査の手法見直し 国交相「検討したい」(産経)
2017.11.1 12:04
http://www.sankei.com/economy/news/171101/ecn1711010032-n1.html
石井啓一国土交通相は1日の閣議後の記者会見で、新車の無資格検査の
再発防止に向けて「国交省のチェックの在り方に見直すべき点がないか
検討したい」と表明した。無資格検査が判明したSUBARU(スバル)の調
査結果や他のメーカーの検査手法を精査しながら見直しを検討するという。
スバルに対して10月30日に実施した立ち入り検査は31日まで続けたこと
も明らかにした。スバルからの報告内容に問題がないと確認したという。 【SUBARU社長会見詳報(1)】吉永泰之社長「事実をきちんと説明したい」
2017.10.27 23:35
http://www.sankei.com/economy/news/171027/ecn1710270064-n1.html
SUBARU(スバル)が群馬県内の工場で、社内で認定する資格を持たない従業員
に新車の集荷前の完成車検査をさせていた問題が発覚した。30年以上前から続
けられたという。日産自動車に続き、スバルでも検査ルールが守られていなか
ったことで、日本の自動車業界の品質監理体制のあり方に厳しい視線が注がれ
そうだ。
スバルの吉永泰之社長は27日夕、東京都内の本社で記者会見を開き、社内調査
結果の内容などを説明した。会見場には、多くの報道陣が詰めかけた。開始時
刻の午後5時、会見場前方の扉が開き、吉永氏と大崎篤品質保証本部長の2人が
姿を現した。
「このたびは当社製の自動車の完成検査について多大なご迷惑とご心配をおか
けしています。本当に申し訳ございませんでした。心からおわび申し上げます」
会見の冒頭、吉永氏はこう述べ、大崎氏とともに頭を下げた。数秒間、カメラ
のストロボの光を浴びた後、2人は着席した。
吉永氏は「事実をきちんとご説明したい」と述べ、A4版1枚の資料に沿って、
問題の経緯や今後の対応について説明を始めた。
説明によると、同社では従業員を完成検査員に登用する際、まずは完成検査員
とマンツーマンで検査工程に入り、実地訓練を受ける。十分な知識や技能を身
につけたと認められると「独り立ち」し、実質単独で検査を行い、完成検査員
の印鑑を借りて書類に押印していた。今月1日現在で、完成検査員は245人で、
認定前であるにも関わらず検査を行っていた人は4人いた。
同社は30日に国土交通省にリコールを届け出る。リコールの対象は「レガシィ
」「インプレッサ」「フォレスター」「XV」など全車種、計約25万台に上る見
通しだ。 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」@(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
日産自動車に続き、新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)。吉永泰之
社長は冒頭、問題の概要の説明を終えると、「すべてのご質問にお答えしたい」
と表明、一問一答が始まった。
−一番の問題は。今後どこを変えていく必要があるのか
吉永氏「ハードルを高くし過ぎた面があるが、そうはいっても完成検査員では
ない人がやっていたんでしょと言われればその通りだ。30年以上、『これがま
ずい』という認識がないままやってきた。根っこから見直し、今の時代に一番
ふさわしい方法を考えたい」
−−リコールを予定されているものはOEM(供給を含めて何車種・何台になるか。
30年間もなぜ気づかなかったのか
大崎篤・品質保証本部長「私どもは群馬県内に3つの生産ラインを持っている。
そこで生産されるすべて、すべての車種が対象になる。25.5万台程度になる。
OEMで供給しているトヨタの『ハチロク』も含まれる」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」A(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−日産の問題が発覚した後も、現場では検査を続けていたのか。経営トップ
の責任は
大崎氏「経緯を説明したい。国交省から調査の依頼きたのが9月29日金曜の深夜。
調査を開始したのは10月2日月曜だ。3日に疑義があることをつかみ、その時点
で完成検査員でない人が業務に当たることは停止した」
吉永氏「トップとして責任を非常に強く感じている。ずっといい会社にしたい
と思ってやって来たが、当社としての実力がついてないんだなということを改
めて強く感じている」
−−発表が今日になった理由は
吉永氏「日産の報道を受けて、私どものやっていることがどういう位置づけに
なるのか、国交省に確認させていただき時間がかかった」
−−無資格で検査を行っていた人は過去に“瞬間最大風速”では何人いたのか
大崎氏「過去4年ほどさかのぼって調べたが、最大で17人、月平均8人。人が足
りずにこういう運用をしていたわけではない」
−−吉永社長は25日、東京モーターショーの会場で「うちの現場はしっかりや
っている」と発言した。3日の段階で把握していたのに、どういう意図か
吉永氏「私が初めてこの件を聞いたのは10月11日午後5時15分。それまでは報
告はなかった。解釈の部分が大きいと思い、国交省に相談した。隠す気持ちは
なかった」 【SUBARU社長会見詳報(2)】
吉永泰之社長「会社の成長に全体の力が追いついていなかった」B(産経)
2017.10.28 00:10
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280003-n1.html
−−消費者へのメッセージは。リコールに伴う関連費用は
吉永氏「特に私どもは近年、安心と楽しさをスバルがご提供する価値としてや
ってきた。ブランドへの影響が心配だ。明日以降、各販売やサービス現場を支
えていかなければならない」
大崎氏「リコール費用はおおむね50億円強かかる」
−−この5年間の生産急拡大、フル稼働によって生産現場でのきちんとした運
用ができなかったのでは
吉永氏「関係ない。たしかに生産は急拡大しているが、資格を取る前の人の人
数は少ない。ひずみが出ているわけではない」
−−ブランドの再構築に必要なものは
吉永氏「5月の決算発表会見で、『実力を上げていかないといけない』と言った。
まさか今日のようなことでご迷惑おかけすると思わなかった。会社の成長に、
全体の力がまだ追いついていないところがある。私としては、無理やり販売台
数を伸ばそうという経営はしていない。足元を見つめ直して企業としての実力
を高めるしかない」
−−OEM供給先のトヨタにはどのように伝えたか
大崎氏「われわれのやってきたことがまずいということが今週になってはっき
りし、トヨタに一報を入れた。場合によってはトヨタ車もリコール対象になる
と直接話した」
吉永氏「トヨタとの関係は非常に重要だ。基盤となる技術、ハイブリッドなど、
教えていただかないといけない関係だ。信頼していただけるようにきちんとや
っていきたい。ご理解はいただいていると思う」 【SUBARU社長会見詳報(3)】
吉永泰之社長「安全と言っても、安全でないと言ってもおかしい」@(産経)
2017年10月28日 00:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1710280004.html
新車の無資格検査問題でSUBARU(スバル)の吉永泰之社長らに報道関係者や
アナリストの質問は続く。質疑により、完成検査をめぐる国の制度の曖昧さ
と、スバルがそれに十分に対応できなかったことが浮き彫りにされていく。
−−100%の知識を身につけているのであれば代行押印ではなく、資格を与えれ
ばいいのではないか
大崎篤・品質保証本部長「登用すればいいという話は社内でもある。推測に
なるが、国家資格に準じる資格に実務経験を積ませることが重要視されてい
た時期があって、100%習熟を確認して1人で作業できるようになってもそこ
ではあえて、重きを置いたのではないか」
−−審査のプロセスについて、試験をやって資格を与えてから訓練やってもよ
かったのではないか。
大崎氏「確かにきちんとした業務ができると認定した時点で正規検査員に登
用すべきというのは、そういうやり方もあると思った。ここについては、し
っかりと体系を整備していく中でどういう形がいいのか見直していきたい」
−−責任の所在はどこにあるのか
吉永氏「会社の中で起きたことは最終的には社長の責任だ。ただ、逃げるわ
けではないが、本件の内容からいうと、群馬製作所での完成検査のプロセス
管理の問題だと思っている。そこを直さないといけない。古いやり方を守り
続けてしまった」
−−不適切な完成検査がされた車は安全であると思うか。
吉永氏「その不適切なところを直さないといけない」 【SUBARU社長会見詳報(3)】
吉永泰之社長「安全と言っても、安全でないと言ってもおかしい」A(産経)
2017年10月28日 00:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1710280004.html
−−車自体は安全なのか
吉永氏「大事なお話で、プロセスに問題があったからリコールという措置に
なる。安全性に問題はありませんとこの場で申し上げたらリコールが必要な
いことになる。私どもは正しいと思ってやっていたこととはいえ、この場で、
私が安全といったらおかしくなるし、安全でないと言ったらもっとおかしく
なる。そう理解していただきたい」
−−違う人のはんこを使うのは偽装と思うか
吉永氏「組織代行の範疇ではないか」
−−国土交通省は監査で有資格者がやっているかを確認してきたと思うが、実
際は別の方がやっていた。そこに後ろめたさはなかったのか
大崎氏「国交省から特に強くお叱りを受けているのは、透明性が低すぎて監
査をしても分からないということ。それはまずいので透明性を高めることが
大事だと思う」
−−安全とも安全でないとも言えない状態はどこかで解消されるのか
吉永氏「月曜になると思うが、最終的にはこうすれば安全だというのはリコ
ールを実施することで私どもの車は安全ですというのが筋かなと思っている」
−−販売面での影響はどの程度懸念しているか。経営への影響は
吉永氏「販売への影響は非常に心配している。明日からおそらくセールスマ
ンがお答えしないといけなくなるので、非常に心配している。収益的には米
国の比率高い。ブランドの毀損を心配している」
吉永氏の宣言通り、すべての質問に答えた。会見が終わったのは午後7時19分。
2時間19分の長い会見だった。 >>736
無資格でやると法律違反になることなのかな? SUBARUも不適切な完成検査!
トヨタ86も含めスバル車約25万台リコールとなった不適切な内容とは?@
2017年10月27日 22時29分(clicccar)
https://clicccar.com/2017/10/27/525515/
第45回東京モーターショー2017の一般公開日を翌日に控えた10月27日。
株式会社SUBARUは自動車の完成検査に関する社内調査結果についての
記者会見を行いました。
完成検査といえば、日産自動車で検査員の資格がない人が検査業務を
行うという不正が発覚。それを受けて、国土交通省からの通達によっ
てスバルが社内調査を行った結果、完成検査業務を実施するにあたり
不適切な事案を確認。それについての報告を行うというものでした。
スバル車オーナーである筆者は記者であるとともにユーザーの代表と
し記者会見にのぞみました。17時から始まった記者会見はSUBARU 代表
取締役社長である吉永泰之氏と株式会社SUBARU執行役員 品質保証本部
長の大崎篤氏の二人が登壇し、冒頭深々と頭を下げました。
代表取締役社長である吉永泰之氏から今回の不適切な事案についての
説明。そして記者による質疑応答が行われた記者会見は2時間半にわた
り、記者からは「これは偽装」ではないのかという厳しい質問が飛びま
した。
吉永社長の説明によると、リコールの対象となるのはスバルの3つのあ
るラインで製造されたスバル全車種。そして、OEM供給しているトヨタ
86も含まれます。対象となる台数は約25万台。その費用は50億円以上
になると試算されています。 >>748
大量生産工場では、資格持ちより作業員の方が分かってる事も多いんだわ。
中身は似たような「物知らず」だから。これはどこの生産業も同じ。
資格持ちは、所謂「昔の職人」じゃないよ。むしろ実作業では完全な役立たずしかいない(そして捨てられる)。
単にテスト受けただけの人で、しかも会社に気に入られた人だけだったりもするけど、こんなのも消える。
コンプライアンスもあるのだろうが、この制度は職人気質失わせるだけであろう。 真面目な人間は使い物にならないと切り捨てたのは 組織的に違法行為をするため。 >>714 日産とスバルはそれで良いと思う、幸か不幸か台数も差ほど多くは無い 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したか@
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
自動車各社が自社工場の実態を調べる中で、スバルが同じ無資格完成
検査をしていたことが判明した。日産に続いてスバルの吉永泰之社長
が27日に謝罪会見を行ったのである。
折しも、吉永スバル社長が緊急会見したのは第45回東京モーターショ
ー開会式の日でもあった。「世界を、ここから動かそう」をテーマに
日本自動車産業の先進技術力を世界に発信しようとする東京モーター
ショーには海外からのプレスも集まっていた。
当然ながら「日本車のものづくりは、大丈夫か?品質とコストで定評
のあった日本車の製造工場に何があったのだ?」との声が相次いで上
がった。
一方、国内でもユーザーから「日産やスバルのクルマは信頼できるの
?安全なのか?」と受け止められ、“問題の本質”が良くわからない、
判断できないという声が多く上がったのも事実である。
日本の自動車製造工場での最終ラインの完成検査の実態と、コンプラ
イアンス(法令遵守)にコーポレートガバナンス(企業統治)が効い
ていたのか、リスクマネジメント(危機管理経営)対応ができていた
のか、「日本車の信頼失墜にもつながる問題」として一石が投じられ
たのである。 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかA
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
「これまで正確な技術と厳格な品質基準で知られてきた日本の自動車
産業だが、日産の不祥事から続くこれら一連の事件は…」という文面
からなるこの記事は、日本自動車産業のモノづくりに警鐘を鳴らすも
のであった。
しかし、この無資格者による完成検査問題の実態を見ると、リコール
隠しのように、必ずしも安全性や品質に関わることで即、信頼を失う
類のような致命的な問題ではない。
まず、ことの「本質」をしっかり掌握する必要がある。今回のスバルの国内
工場における無資格検査問題を総ざらいしてみよう。
自動車工場の製造最終ラインの完成検査は、道路運送車両法に基づく
安全性確保のための保安基準に適合しているか、国土交通省の通達に
よって、自動車各社が社内で認定した完成検査員が責任を持って行う
ということになっていた。
つまり、完成車出荷に際し国内向けは「自動車型式指定規制」の実施
要領に基づく完成検査を、自動車各社が認定した完成検査員が行うこ
とというルールだ。それを完成検査員以外の工場従業員が完成検査を
し、その事実がスバルで判明したというワケだ。
コンプライアンスの点で問題ブランド力低下は否めない 日産・スバルの検査問題で日本車への信頼は失墜したかB
(ダイヤモンドオンライン)2017.11.3
http://diamond.jp/articles/-/148111
スバルのケースは、日産とは少し背景が異なるものとも言えよう。27
日の夕刻に緊急会見を行った吉永泰之社長は、沈痛な表情を浮かべな
がらコンプライアンス違反を陳謝しつつ「状況をよく理解してもらい
たい」と誠実な質疑に終始した。
「事実をきちんと説明したい」と言う吉永社長によると、スバルの場
合は工場の完成検査員登用制度が長らく厳しい社内認定を続けたこと
で、認定前ながら、最終的に資格の取れる知識や技能が認められた従
業員も完成検査ラインに入っていたとのことだ。
「生産現場の運用面で悪意なくやり続けてきたこととはいえ、ルール
違反であり、会社の成長に全体の力が付いていなかった。足元を見つ
め直して実力を高めるしかない」とし、25万台強のリコール届出も明
らかにした。
とはいえ、スバルは、いずれにしても「ルール違反」であることは間
違いない。
コーポレート・ガバナンスの「基本原理」であるコンプライアンスを
守れなかったことは明らかな事実で、ブランド力の低下は否めない。
経営サイドと生産現場とのコミュニケーションに問題があったのか、
グローバル経営を重視する中で、縮小する日本国内市場を軽視し、国
内向け出荷の現場にしわ寄せが来ていたのか、こうした問題について
もきちんと追求すべきであろう。 何か変な車の出荷前検査(BLOGOS)
2017年11月04日 11:08
http://blogos.com/article/256855/
スバルが出荷前の検査を無資格者にやらせていたとして、新聞で大騒ぎに
なっている。でも、この検査違反に対して、アメリカなどから批判の声が
届いたとは報じられていない。海外に日本で生産された車が大量に輸出さ
れているはずなのに、何か変である。
そもそも、「もぐり検査」によって欠陥が見逃されたため、事故が起きた
とは報じられていない。改めに検査したら、欠陥が見つかったわけでもな
い。要するに規則に従って検査しなかったことだけが大きく取り上げられ
ている。
少しネットで調べると、日本のような制度は世界の主流ではない。アメリ
カにはないようだ。国内で生産した車に検査が義務づけられているのは国
内販売用だけだとも。
思うに、過去のぼろっちい車の歴史があり、そんな腐った車を売ってはい
けないというので、国土交通省(そもそもは運輸省)によって義務づけら
れた制度が出発点にある。それが今も残っているようだ。
もっと言うと、この検査の本来の義務者は国である。それをメーカーに押
しつけてやらせている。このお任せ方式は、サラリーマンの税金の源泉徴
収事務と同じだと思える。国の代わりに企業が事務を行っているのに、少
しミスると国からギャンギャン言われる。「力関係によって偉そうにして
いる」に過ぎない。
こんな枝葉末節と思える事件で、日本車に対する海外からの信頼を失った
らどうするのか。今の政府全体の、ある意味で現代版「富国」政策と反し
てしまうのではないのか。国土交通省にかぎらない。時代にそぐわない許
認可事項がないのかどうか。あったとして、どのように変えればいいのか。
もっと真面目に考えてほしいものだ。
メディアもまた、「何か変だ」と気づき、調べるべきである。 30年やってきた割りには特に
問題なかったろ
民間になんだかんだ押し付ける
行政は問題だらけだがw >>751
>>752
無資格な上に結局そう言われちゃうわけなんだな
>>753
職人云々でなく要はそういうことか >>759
たいした資格じゃないなら、尚のこと従業員に取らせればいいだけだがなw 新車登録を陸事持込でやらせるしか無いな、1年くらいは出来るやろ >>759
民間に押し付けてるというより、そもそも車検制度を維持する為にやってる。 >>150
トヨタより「リコール率」「重度の不具合が占める割合」も少ないけど >>750
正当化も美化もできる話じゃないと思う
職人気質と資格無しをすり替えさせかねないのはどうかと 本当に車作りの職人ならWRXみたいなクソ車作りたく無いと思っているからスバルには入らない。
トヨタとかレクサスになら本物のクルマを作る職人がいるから無資格云々のその言い訳が通る。 SUBARU社長は逃げも隠れもしない
2017年11月13日(月)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/194452/110900151/?P=5&mds
> 11月6日、SUBARUは2017年4〜9月期の中間決算を発表しました。記者会見には
> 吉永泰之社長が登壇。冒頭で「完成検査に関して、仕事の進め方に適切でない部分が
> あり、ご心配、ご迷惑をおかけしたことを改めておわび申し上げます」と語り、深々と
> 頭を下げました。
>
> 続いて、吉永社長が現状を説明しました。10月30日、31日にSUBARUの工場に
> 国土交通省による立ち入り検査が入り、「現状では改善された完成検査が実施されて
> いることを確認いただいた」(吉永社長)と語りました。
> 10月30日に、国交省はSUBARUに対して、4項目にわたる業務改善の指示を出しました。
> その4番目にあたる「過去からの運用状況」「事実関係の詳細」「再発防止策」に関して、
> 同社は完全に独立した専門家、弁護士事務所に調査を委託しました。原因究明と
> 適切な再発防止策を検討し、11月6日から1カ月後をめどに国土交通省に報告することを
> 予定します。
>
> 吉永社長は決算発表の質疑応答が終わった後も会場に残り、集まった多くの記者の
> 「囲み取材」にも応じました。もちろん完成検査の問題に関して厳しい質問が出るのは
> 当然です。
> 決算関連だけでなく完成検査の不正は「何が問題だったのか」「対策はどうするのか」
> といった質問が飛び交いました。
>
> そこで感じたのはトップが「逃げも隠れもしない」というSUBARUの姿勢です。
> 10月27日の緊急会見でも吉永社長は「すべての質問にお答えしたい」と語り、時間を
> 区切ることなく、最後まで質疑に応じました。
>
> 品質関連の問題では、SUBARUと同様に完成検査の不正が注目を集めた日産自動車、
> アルミニウム製品などの検査データを改ざんしていた神戸製鋼所も会見を開きました。
> 残念ながら問題発覚後の両社の最初の会見は、いずれも社長が登壇しませんでした。
> その後、改めてトップが登壇した会見では、神戸製鋼では社長が会場での囲み取材に
> 応じず、質疑応答が終わると足早に去っていきました。
> 日産は11月8日に、17年4〜9月期決算を開催。社長が登壇して冒頭で頭を下げた
> ものの、質疑応答は「時間の関係で」打ち切りとなり、横浜の本社に足を運んだ
> 記者たちが、トップを囲み取材する機会はありませんでした。
>
> 不祥事や危機の時こそ、企業の姿勢が問われます。
> とりわけ経営に責任を持つトップがどれだけ真摯な姿勢で、問題を受け止め、
> 対策を講じているのか。記者に限らず、製品の最終ユーザーである多くの消費者も
> 気になっているはずです。
> トップが矢面に立つ覚悟を持ち、逃げずに最後まで疑問に答えようとしているのか。
> その点に関してSUBARUの姿勢は、信頼を裏切らないものだと感じました。
>
> 11月9日、SUBARUは完成検査の問題で、リコール(回収・無償修理)の対象となる
> 台数を約25万5000台から約40万台に拡大すると発表しました。
> ユーザーに不安を与えないために、無資格者が完成検査に関与していないものを
> 含む全車両をリコールする予定です。 スバル社長は逃げも隠れもしない
9月28日 国から調査指示
10月3日 スバル社内で疑義を把握
10月11日 スバル社長に報告が上がる
10月12日 スバル社長、記者団の質問に「問題ない」
(裏でどうにか許してもらえないか相談?)
10月25日 スバル社長、東京モーターショーで日産を批難「うちはきちんとやっている」
10月27日 スバル社長、ゲロった「国に聞いたらダメって言われたけん」 スバルも日産も法律を違反したという点では同じだけど、日産はかなり悪質、スバルは検査員をしっかり育てようとした結果
この差は大きいと思う
他のメーカーは試験に受かったら、すぐに検査員になれるの?
そうだとしたらその方が問題
他のメーカーの検査員はどうなっているか知りたい 日産発覚後も隠し続け、リコール発覚後も追加リコールをする始末
30年以上も文書偽造までして隠蔽しといて、なにが日産の方が悪いだ
頭おかしいのか >>773
✕育てようとした結果
○有資格者が検査しなかった結果
別に現場で育てながらダブルチェックだってできるんだし
発煙筒入れ忘れをスルーなんてド素人以下のカス ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています