京都府とソフトバンク、村田製作所は28日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」で地域を活性化する「スマートシティ化促進プロジェクト」を立ち上げた。府が重点施策に掲げる観光や交通、災害対策などで協力する。2018年3月までに具体的な取り組みを決める方針だ。

 府内各地にセンサーを設置し、様々なデータを集めるIoT事業を始める。例えば、橋などインフラのIoTデータで老朽化を判断したり、道路の交通量を渋滞対策に生かしたりする。中小企業なども事業に参加できる体制を整える。

 京都府とソフトバンクは16年12月、地域活性化に向けた包括連携協定を結んだ。この枠組みに通信機器を提供できる村田製作所が加わり、情報通信の整備を進める。
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO21665640Y7A920C1LKA000/