自動車大手がすでに生産を終えた名車の「再生」支援に力を入れている。
人気モデルの正規部品の供給を再開し、修理も受け付ける取り組みだ。
自社の根強いファンをつなぎとめ、ブランド力を高める狙いがある。

ホンダは9日、1991〜96年に販売していた軽自動車のオープンカー「ビート」を「純正部品」で修理するサービスを始めることを明らかにした。
「いつまでも乗り続けたいという声が強い」(幹部)ためだ。

ホンダによると、通常は生産終了から15年がたつと、ほとんど乗る人がいなくなるが、人気車種のビートは、国内累計販売の半数超の約2万台が残るとみられる。
このためホイールなど主要部品を、部品メーカーの協力を得て製造、販売する。

解説図:http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170810/20170810-OYT1I50008-L.jpg

読売新聞 2017年08月10日 20時04分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170810-OYT1T50023.html