大手銀行が31日、8月に適用する住宅ローン金利を発表した。三菱東京UFJ銀行が市場金利の動向を反映し、10年固定型の最優遇金利を0.10%上げて年0.80%にする。
三井住友、三井住友信託、りそなの各行もそれぞれ0.05%引き上げる。みずほは0.85%として前月から金利水準を据え置いた。

 10年物など固定型の住宅ローン金利は長期金利をもとに各行が毎月決めている。7月は長期金利が0.07〜0.10%程度で推移し、6月と比べ上昇した。

米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)は金融緩和縮小の方針を検討しており、大和総研の長内智氏は「長期金利は今後も上昇圧力が強い」とみている。


http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS31H31_R30C17A7EE8000/