国土交通省は28日、目的地までのタクシー運賃を乗車前に確定するサービスの実証実験を、東京都内で実施すると発表した。期間は8月7日から10月6日。
渋滞や回り道などで運賃が高くなるといった不安を抱く利用客が少なくない中で、タクシー利用のハードルを下げることが狙い。

 実施地域は23区と武蔵野、三鷹両市で、日本交通や国際自動車など4グループの4648台が参加。実験では、事前に確定した運賃が実際の走行距離などに照らして適切だったかを確認。
メーターをカバーで覆った状態で運行し、利用客の反応もアンケートで調べる。
実験結果を検証した上で、全国展開を検討する方針だ。

 利用者が、スマートフォンに専用配車アプリを取り込み、乗車地と降車地などを入力すると、
迎車料金を含む事前確定運賃が算出・表示される。承認ボタンを押すと、タクシーが指定の場所に配車される仕組みだ。実験は、運賃が3千円以上となる場合に限って実施されるという。


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