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韓国の自動車大手である現代自動車(ヒュンダイ)がバッテリーで走るEVバス「Elec City」を発表しました。このバスはわずか30分の充電で170kmの距離を走ることが可能となっており、2018年にも発売されて道路を走り始める予定です。

Elec Cityは2017年5月27日から28日にかけて開催された「Hyundai Truck & Bus Mega Fair」で発表されたEVバス。256kWhのバッテリーを搭載して67分の充電でフル充電でき、一度の充電で最長290kmの距離を走行することが可能とのこと。

バッテリーで走るバスとしては、アメリカのProterra社が開発した「Catalyst E2」が一度の充電で約560kmの走行が可能な性能を備えています。
これに比べると走行距離が短くも感じられるElec Cityですが、想定されている「路線バス」としての走行距離から考えれば、やみくもに重いバッテリーを搭載するのではなく用途に最適な性能を備えているといえそう。

発表時には、実際に充電器を使ってチャージする様子も公開されていた模様。急速充電を行えば、30分あまりの充電時間で170km走れるようになるため、街中をひっきりなしに走り回る路線バスとしての活用もかなり現実的なものとなってきます。

ヒュンダイは2018年内にElec Cityを発売して納車をはじめる予定で、すでに10台ほどの予約を受け付けているとのことです。

http://gigazine.net/news/20170603-hyundai-elec-city/