http://sorae.jp/030201/2017_03_31_x.html

宇宙開発企業のスペースXは3月30日、再利用ロケットの「ファルコン9」の打ち上げを
ケネディ宇宙センターより実施しました。現在ロケット第2段は人工衛星切り離しのために飛行を続けており、第1段は無事にドローン船へと着陸を果たしています。
 
今回打ち上げられたファルコン9の第1段は、2016年の4月8日に打ち上げられドローン船に着陸したもの。
その時はISS(国際宇宙ステーション)へとドラゴン補給船を打ち上げました。そしてスペースXはとうとう、ロケット第1段の再使用に成功したのです。

これまでスペースXがロケットの着陸から回収、そして再使用を目指していたのは、ひとえに打ち上げコストの低減が目的です。
同社の公式ホームページによれば、ファルコン9の打ち上げコストは通常6200万ドル(約70億円)。
しかしロケットの第1段を繰り返し利用できれば、その費用は大幅に下がることが期待されるのです。
 
そして、今回ロケットに搭載されたのはルクセンブルクのSESの通信衛星「SES-10」。同人工衛星はラテンアメリカ地域に放送サービスを提供する予定です。