【メルシー!】 名探偵ポワロ part33 【モナミ】
世界が愛した名探偵、エルキュール・ポワロ。アガサ・クリスティーの名作ミステリーをドラマ化した大人気シリーズ『名探偵ポワロ』のハイビジョンリマスター版を、引き続きシーズン7から完結編シーズン13まで(全70回)放送します。土曜の夕方に「灰色の脳細胞」の推理が冴えわたる!
ポワロを演じるのはデビッド・スーシェ、日本語吹き替え版は熊倉一雄。
原題:Agatha Christie’s POIROT
制作:1989年~ イギリス
NHKサイト
http://www4.nhk.or.jp/poirot/
前スレ
【メルシー!】 名探偵ポワロ part32 【モナミ】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/tv2/1661675588/
【メルシー!】 名探偵ポワロ part31 【モナミ】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/tv2/1625353700/ 検索したけど立ってなかったようなので立てました
重複していたらごめんなさい >>1
スレ立てありがとうございます
ドラマ版の「杉の棺」
医師がポワロを紹介する際に「ハーブティーが好き」というのが
ラスト犯人に対して「お茶 (紅茶のこと)は嫌い」って言う伏線なのか
半分はジョークなんだろうけどハーブティー派だからイギリスの濃い紅茶は飲まないみたいな 個人的に
ドラマ版のサイモンの顔は
山本耕史味を感じた 何回見ても作家のおばちゃんが打たれるとこ
インパクトある
スカイパーすぎるわ >>8
やはり作者本人の投影もあるかな
娘もいるし ジャッキーと言い合いしていてみんなの目が集まっている中で
赤いインキの滲んだハンカチを出して銃で撃たれたって思わせるのはやっぱり無理がある
っていうつっこみは野暮か
1978年版の映画もドラマもリネットが美人でサイモンがそれぞれに馬鹿で楽しい(映画の新作版は見ていない)
ジャッキーはドラマ版はしっかり者で母性的で情熱的で賢いみたいな人物像かな
映画のミア・ファローは強烈さもありつつ、可憐なかわいさがあって冒頭のリネットとジャッキーの親友ぶりが好きw 78年のナイルはミアファローを起用したこと自体が視聴者へのレッドヘリングになってる好例 エキセントリックな役を演じることが多かったミアが出てきた時点で
見る方はこのスキニーで少女っぽい女性が
ホントに嫉妬に狂って新婚旅行まで追いかけてきたんだと思って見ることになる
それは若いながら成熟した堂々たる女性で富豪の相続人然としたリネットとの対比にもなってる
そして結末を知ってから「この殺人計画はどこから誰の立案で始まったか」を考えると
計画の重層的で念入りで悪辣で執念深い事と
反面手口が行き当たりばったりで偶然に左右され非常に拙劣な成り行きで
結局のところスタートから破滅に向かっていたのだ、ということが良くわかる
ドラマ版はその若い貧しい二人の(ある意味限定的なボニーとクライドのような)道行きは映画ほどには切実に感じられず
よって唐突な無理心中は単なる発作的な感情の発露にしか見えないかも
自分は78年版もスーシェ版もそれぞれに好きだけど
ケネス・ブラナー版はアーミー・ハマーが出てきた瞬間に見る方は「こいつが良い奴だったらしらけるだけだな、、あーやっぱり」と思ってしまうので
キャスティングが物語のトリッキーな構成をはじめから毀損してしまった残念な例 制作側にそういう意図があったのかもしれないけど
(クリスティの他の映像化作品で「風と共に去りぬ」でメラニー役を演じた人を犯人役に起用して
メラニーの善人イメージで攪乱したみたいなことがあったらしいし)
自分もそうだけどミア・ファローが他の作品で演じた役柄を知らない人が見て得る印象というのもあるから 原作ほどに動機が語られてないと単なる遺産狙いの犯罪に見えるのが難点
原作だとサイモンの軽薄とジャクリーンの諦念がより明白なんだよな 原作は子供時代に姉の本を斜め読みした程度だけど
サイモンの軽薄な感じや、お金は欲しいんだけどかといって女王様タイプは嫌な感じは伝わってきた
映像版は良く言えばサイモンが原作よりは憎めない感じになっているのかな
ジャッキーとサイモンのカップルについてはスーシェ版はとにかくジャッキーの保護意識のものすごい濃さを感じる
78年版の二人は確かに
恋人としてしっくりする感じはあって、やっていることは悪いんだけど危ない橋を渡る恋人達の哀切さは凄く出ている
スーシェ版のジャッキーの野暮ったい感じのが原作に近いのかもしれないけど
78年版のジャッキーが軽量な洒落たような所がちょっとある感じがけっこう好き
牧師の娘なのにお金のかかりそうな旅ができてお金あるなあとも思ってしまう リネットもまた自分が主人でなければ嫌なタイプだったし
それが貴族との結婚を嫌がった要因なんだよな
時代もあのくらいになるとアメリカの資産家も自信が付いてきて無理にイギリスの貴族との箔付結婚をしなくなってきてるって事なんだろうな >>19
愛国殺人でのカップルは危ない橋を渡るのがむしろ快感になってたヤバさがあったな
あちらは最後のキスを阻止されていたが ぐぐってみたらミア・ファローってアンドレ・プレヴィンと結婚していたとは
ナイルに死すというとエジプトということでエジプト物のオペラの「アイーダ」のアムネリスとリネットが似てなくもないが
でもクリスティの他の作品にもリネットに似たタイプが出てくるからあまりアイーダは関係なさそう
演技力でお嬢様感を出すこともできるものだろうけれど、昔の映画版のロイス・チャイルズもミア・ファローもいいとこの娘で
学生時代のお友達感がしっくりくる感じがした
利発で美人でしっかりしているリネットと頭はいいけどふわふわしたジャッキーだと、サイモンがパワーバランスを崩さなければおけみたいな
「あまちゃん」のユイちゃんとアキちゃんみたいな
加害者の二人に悲劇感が漂う作品…サイモンだとリネットの屋敷を管理をしても頼りなさそうだけど
古い映画版は大勢の人物の演技やキャラが面白かった
スーシェ版はオタボーンにブス扱いされているコーネリアがちゃんと可愛くて気立てよくてこういう子は確かにモテそう
ロザリーも魅力的だった
>>20
ダウントンアビーと照らし合わせてみると面白そう >>22
原作から察するにリネットにとってサイモンは屋敷を維持するには値するパートナーだったらしいな
目障りな近在人の追い立てとか これまでの自分の人生で思い通りにならないことは
なにひとつなかった感じのリネットは
持たざる者の‘真’の悪意の実力(その気になれば貧乏人でも金持ちに一矢報いることが出来る)に
気が及ばなかったある意味根は素直な性質だったのかな
負け知らずできていると攻められた時に弱いみたいな ジャッキーが映画版でピラミッドの頂上あたりでガイドやるのがいいね
復讐心が露骨に出ている
スーシェ版はこのあたりが弱い >>25
むしろサイモンの余りの楽天的なアホさを想像出来なかったというべきか
まああれは誰であっても想像を絶するだろうが あのピラミッドの場面はドラマチックだけど
そのジャッキーの復讐心も犯罪のための演技なんだよね
ジャッキーにとって一番大事なサイモンの愛情は確実にジャッキーの側にある以上
サイモンを奪い取ろうとするリネットへの憎しみはそこまでにはならないんじゃないかな
78年映画版だとジャッキーとサイモンっていうのは実は凄く愛情が強くて、だから意気も合うみたいなイメージ
ミア・ファローについてはブ○と感じる人と繊細で可愛いと感じる人とがいて、後者の印象を基準におけばジャッキーがかわいそうに感じられる
ドラマ版はいかにも頼りにならないサイモンをリードしていくしっかり者で情の強い感じ
それと冒頭と最後の長屋でこのカップルの貧しさ(貧しいけれど犯罪に走らず愛で満足して地道にやってれば幸せになれたよね感も?)
が強調されているのかな サイモンが真面目に屋敷の管理人をやってリネットには見向きもせずさっさとジャッキーとの間に子供を作れば
リネットだってそのうち諦めるだろうに
と思ったけど
まずサイモンがちゃんと仕事をやってのけれるのかとか浪費壁とかとにかく馬鹿なことをやりそうなのと
リネットが鷹揚な人ではない可能性もあるのか >>28
原作を見ればあれはほっとくとサイモンがすぐバレるような手口でリネットを殺しそうだったので手を貸さざるを得なかったというのが分かる
もちろん親友の男にチョッカイを出したリネットの裏切りに思う所が無かったわけでもないって サイモン&ジャクリーンからすれば財産を盗るのだけが目的だから
リネットにサイモンへ夢中になって貰わないと困るだろ
ジャクリーンが心配しなければいけないのはサイモンが本当にリネットを好きになってしまうことと
計画外の余計なことをしないかということ >>31
そんな単純な財産狙いの話じゃないからこそこの作品は面白く難しいんだよな
とにかくこの作品の肝はサイモンの身の程知らずとそんなバカ男に惚れてしまった二人の女の哀れな愚かさにある 最後サイモンを殺したのもそんな感じだったな、どうしようもない男だし私が殺してあげないと 原作読まないとわかりづらい関係あるからなあ
ホロー荘もこの鼻の下伸ばした医者のどこがいいのか?となるけど
原作を読むと医者として難病の治療研究のために戦ってるとき
そのために患者のおばあさんと協力し合ってるときが最もイキイキしてる男で
芸術家のヘンリエッタはその輝きこそが好きだった ABCは原作読んだ記憶だと犯人はわりと小洒落た男だった気がするんだけどな
ポケットにライ麦をばりのいい男をイメージしててイメージと違った 「五匹の子豚」「杉の柩」
この人物が犯人としか考えられないそれで決まった
……ところからのポワロ介入でそれまでと全く違う景色(真相)が描かれ大逆転→「すげえぇぇ」
「ホロー荘の殺人」
この人物が犯人としか考えられない
……でポワロ介入でやっぱりその通りそのまま当初の人物が犯人→「なんだよそれ」 ケネス・ブラナーポワロのベネチアの亡霊にミシェル・ヨーinとか ベネチアの亡霊てなに?て思ったらハロウィンパーティなのか
固執する素敵な庭はイタリア式になるのけ 観るからにポワロでないもんな
他のシリーズなら、漫画の英玖保嘉門の続編を描いて欲しかった >>43
ホロー荘の主役はどっちなんだろうな
ガータかヘンリエッタか スーシェ版ナイル殺人事件もけっこう楽しめた
役者は知らなくてもね 現実世界でクリスティの殺人トリックを真似た犯人
いるかな? ケネスブラナーのナイルもつまらなかったんで
今後の作品も見ることはないと思う >>54
その意味ではナイルの原作はリネットなんだよな
例え途中で死んでも ええーそうか?全然そんな印象ないわ
ホロー荘はあの医者はそもそもなんで嫁を連れてきたがったのか
ヘンリエッタを愛してるのなら彼女と嫁の接点はなるべく取り除けよと思う >>56
嫁いるのにヘンリエッタといちゃついてるし
アンカテル一族は全員医者とヘンリエッタの関係知ってるし嫁のこと完全に舐めてるよね
ヘンリエッタもミッジもエドワードもアンカテル一族だけどジョンとガータは一族の友人て立場で来てたのかな
夫妻のどっちかが遠縁とかあった? あのあたりよくわからなかった
でも、嫁はヘンリエッタに来なきゃいいって言われて
ジョンが駄目だっていうって言ってたよね
あれは嫁の嘘なんだろうか
それとも本当に言ってたのなら意味がわからない
嫁の運転に文句いうなら自分運転すればいいのにって思ったけどなんで旦那しなかったんだっけ >>57
ガータ?ガーダ?は遠いアンカテル一族だと奥様が言ってる ごめんそこ見てなかったわ
嫌味いわずにギアくらい教えてやりゃいいのにと ドラマでヘンリエッタは頭がいいように描こうとしているけど
当世風の趣味で活動的ではあるけれど特別頭がいいようには見えなかった
ガーダも「みんなが思っているほど私はバカじゃない」と自分で言っていたが
確かに皆んなが思っているよりバカじゃないだけで普通にバカでしょ
周囲のフォローがなければもっと早くバレているわ >>59
ありがとう
ガータがアンカテルならジョンが連れてくるのも納得かな
嫁置いて自分だけ入り浸るわけにはいかないもんね
ミッジは確か母親がアンカテルで外に嫁いだものの父親が破産かなんかしてミッジはそこそこ苦労育ち
両親も共に亡くなった後はブティック店員になってクソ店長にこき使われてたのは覚えている
なのでアンカテルだけどなんか一族は変という感覚あるんだよね
ガータも一族から浮いてる感じかな~ >>62
ガータの「みんなが思ってるほどバカじゃない」っていうのは
原作だとわざとトロさを装ってるとみんなが代わりにやってくれるってことなんだ
みながかばってくれてるの気づいてないあたり十分トロいと思うけど >>59
原著では‘Gerda Christow’らしい でもドラマではガータが来るのが嫌でアンカテルが苦痛っていうのに対して
ヘンリエッタが来なければいいって言ってたのでそういう選択肢はないわけじゃなさそうだった
ジョンはどこでも私を連れて行きたがるみたいなアピールしてたのに
ガータはヘンリエッタにマウントしてた意図だったんだろうか >>56
原作では美貌も財産も持っているリネットの存在があくまで肝だからな
但しそれらは生命を長らえるには役に立たなかったというオチ それもあってかドラマでは最初からジャクリーンを出して彼女が主役なのを明確にしている リネットとの光と影にしても主人公はジャクリーンだろうね
彼女の動機が一つの肝 >>70
但しドラマでは動機がハッキリ語られてないからな
ただ彼を愛してるという場面の真摯さで彼女としての動機は財産ではないというのは分かった 謎解きの場面でも二人をそれぞれに分けているのはサイモンを落とし易くするのと共に二人の動機が決してイコールでないのも示してるんだよな
映画では一緒にしてたが 無防備で奔放
だから馬鹿もやる
いつも本人には悪気はなくある意味純真
でいつまで経ってもその根っこは変わらない
ヒロスエってポワロものに出てきそうじゃん
殺される方だろうけどw >>69
ほんとそれね子供のこと考えてない馬鹿な親共 >>75
ポワロに犯人と指摘された途端に豹変して
「ニカッ」と笑って堂々と悪びれず居直る感じは
似合うかもしれん ポワロに出てくる女たちは最後に開き直るのが圧倒的多数
絞首刑がコワクないのかね ポワロに出てくる夫婦てあんまり幸せな夫婦いないね
浮気してるからどちらかがどちらかを殺そうとしてるか ポワロは晩年になるほどがなりたてる演出やめてほしい 五匹の子豚の蒼白ブスマンコこそ死刑にしろ!
れでーだか、なんだかしらんが
地位があるやつは死刑にならないのか????
ばかばかしい!!!! 彼を愛してた
でも彼は私を欺き、彼女は私を哀れんだ
彼が死んでいくのを見てたわ
生きてると実感した
実は自分を殺していたのね
死んだのは二人じゃなくこの私よ >>84
> でも彼は私を欺き、彼女は私を哀れんだ
若く美しくなんでも手に入ったエルサにとって
耐え難い屈辱だったんだろうね
> 彼が死んでいくのを見てたわ
> 生きてると実感した
(原作で)後日この絵のエルサを見たポワロの感想はここにあるんだな 全シリーズ中一二を争う気持ち悪い顔のメイド役の女優 中学時代、原作を読んだ時に「クリスティーの作品にしては・・・」と思っていたら、後に絶不調の頃の作品として納得した。 青列車のメイド役のブロナー・ギャラガーはザ・コミットメンツでバックコーラス3人娘をやってた1人
子沢山の貧困家庭で幼い弟妹達を世話するためバンド活動を一度諦めかけていた役
ザ・コミットメンツがほとんどが演技素人の地元ミュージシャンを起用してた中で
彼女は数少ないデビュー済みの女優だった
映画が大ヒットして3人娘達他はアイルランドの記念切手になってる タイトル忘れたけど、偽装誘拐事件のやつ
ポワロとヘイスティングスがビール飲んで酔っ払って車で楽しそうに歌うんだけど
どんだけ飲んだらあんなに陽気になるんだろう ポアロで
犯人(容疑者)が「捕まったら死刑」って言うが
犯人達は、死刑になるのかな
だから捕まる前に自殺する? 当時のイギリスの法律には詳しくないけど、ポワロも他のその時代設定の番組も
殺人犯、有罪と判決が出たらすぐ死刑になるっぽいね
たとえそれが冤罪であっても有罪判決出たらヤバイ ポワロ見て感じたイギリスの1930年代
絞首刑と女性参政権運動 「青列車」の時代の‘白人道徳’では黒人女性を愛人にするのはいいの?