地方空港の存在意義を理解していない者に問いたい。
人口が少ないから電気、水道は通さないのか?道路は必要ないのか?
否、これらは国民が普く享受できる権利である。
空港(空路)も同じ、必要なインフラである。

東京の人間にとって、地方とは観光で出かける程度かもしれない。
だから著名な観光地でもない地方空港は、無くなっても困ることはないだろう。
しかし、今やありとあらゆるものが東京に集中し、
地方の人間はビジネス・プライベート問わず都心に向かう必要がある。
金と時間をかけてでも、否応無く東京に出る必要があるのだ。

空港が必要なのは地方側なのに、関係のない東京の人間がああだこうだという。
空港問題に限らないが、東京視点だけに立った地方を省みない姿勢は、数の論理による暴挙といわざるをえない。
東京の人間は、東京に税金で運営されている公営施設がどれだけ山積しているのか、理解しているのか?
一度考えてもらいたい。

さらに言うと、航空会社の拠点が東京にあるため、地方路線は東京側でダイヤが便利になっているが、
これも駐機の問題や人員やりくりのため已む無しといえど、考えなければならない問題である。