経産省主導の「国産ジェット機」 再挑戦に早くも懸念の声
市場では三菱重工の「MSJ」の二の舞いになるのでは?という懸念の声も

三菱重工撤退の記憶も新しい中…

 三菱重工業が国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を断念してわずか1年余。
 経済産業省が再び「日の丸ジェット機」開発の国策プロジェクトに動き出した。

 「民間企業1社で航空機開発を担うのは困難。政府がより前に出る支援の枠組み作りが課題だ」─。

 経済産業省は3月27日、産業構造審議会(経産相の諮問機関)に提示した新たな「航空機産業戦略」でこう強調。
 今後10年間で官民合わせて5兆円を投じ、2035年までに国産ジェットの機体の量産や脱炭素動力を搭載した次世代機の開発を目指す方針を打ち出した。

zaikai online 2024-05-07
https://www.zaikai.jp/articles/detail/3851