実は世界で一種だけだったシャチがニ種になる!和名はどうなるのか?

 生物は似たような見た目でも様々な種に分類されているものですが、実は海の王者として知られるシャチは、これまで「シャチ」という名前(種名)でひとくくりにされ、世界に1種とされていました。

 しかしついに、そのシャチの分類が更新され2種類にわけられました。

 その名は「Orcinus rectipinnus(オルキヌス・レクティピヌス、英名:Bigg’s killer whale)」と「Orcinus ater(オルキヌス・アータ、英名:resident killer whale)」。
 前者のrectipinnusは「直立したヒレ」、後者のaterは「黒い」という意味です。

 こうした話を聞くと、そもそも生物における「種」とは何なのだろうと疑問に思う人もいるかもしれません。
 今回は新たなシャチの分類を紹介するとともに、生物学における種の分け方、学名の付け方について解説していきます。

 この研究はアメリカ海洋大気庁(NOAA)のモリン氏(Phillip A. Morin)を中心とするチームによって実施され、2024年3月27日に科学誌「Royal Society Open Science」に掲載されています。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2024.04.14
https://nazology.net/archives/148354