船舶の脱炭素燃料、「アンモニア」に現実味の理由

■毒性対策、設計で工夫

 船舶の脱炭素燃料の中で特に注目はアンモニアだ。
 アンモニア燃料船に注力している日本郵船は、「三つの理由で現実味がある」(グリーンビジネスグループ燃料炭・アンモニアグループの六呂田高広グループ長代理)とその理由を語る。

 まずアンモニアは炭素を含まないため、燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さない。
 同じ炭素を含まない燃料の水素と比べ少ない量でエネルギーを得られ、小さな燃料タンクで済む。そして水素よりも沸点が高く、取り扱いやすい。

 一方でアンモニアは毒性がある。
 そこで日本郵船では、タンクの配置やエンジン設計の工夫などでエンジンルーム内での漏れを防ぎ、万が一漏れても充満せず、無害化する設計を進めている。
 遠隔管理技術も活用し「アンモニア燃焼時は、エンジンルームに人が入らない運用が基本になる」(同)という。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ニュースイッチ 2023年09月17日
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