「数学は苦手だけどこの本は楽しかった」という声が続々…「ピタゴラスイッチ」の生みの親によるユニークな問題集
『解きたくなる数学』(佐藤雅彦、大島 遼、廣瀬隼也 著)――ベストセラー解剖

「ピタゴラスイッチ」の生みの親・佐藤雅彦氏が、教え子たちと長年開催してきた数学研究会。
 そこから生まれたユニークな数学問題集がスマッシュヒット中だ。

 「数学的な表現を日常にありそうな具体的な風景に置き換えることで、問題に入り込みやすくなるんです。
 たとえば、通常の数学書であれば『格子点』と書くものを、歩行者が写り込んだ歩道の舗装タイルの写真を見せて『タイルの隅』と表現するとか。
 私の今回の仕事は、著者たちが問題を表現するために最適なものを探す過程を、研究会の一員としてただ見守るだけに近かったです。
 細部まで伝わりやすいように工夫された画像・文章表現を、ギリギリまで粘って選び抜く。
 その研ぎ澄まされた感覚に、佐藤さんの表現者としての凄みを感じました」(担当編集者の濱門麻美子さん)

(以下略、続きはソースでご確認ください)

文春オンライン  2022年3月10日号
https://bunshun.jp/articles/-/52457