巨大地震の一因に異常マントル構造 東北大院・趙教授ら発表

 東日本大震災などマグニチュード(M)9・0以上の巨大地震の発生は、海洋プレート下の異常なマントル構造が影響を及ぼしたとする研究結果を、東北大大学院の趙大鵬教授(地震学)らが27日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。

 M9・0以上の巨大地震は、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む境界で発生している。
 趙教授らは巨大地震が起きた日本列島を含む世界6地域の地下構造を「地震波トモグラフィー」という手法で解析し、地震波が伝わる速さから岩盤の性質を調べた。

 その結果、海面から深さ100〜310キロ程度の海洋プレート下に、周囲に比べ地震波速度が小さい異常なマントル構造を発見。
 周囲より温度が150〜300度程度高い「マントル上昇流」と推測した。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

河北新報 2021年04月27日 06:00
https://kahoku.news/articles/20210426khn000042.html