星の形成過程は従来予測と違う? 野辺山の電子望遠鏡などのデータから検証

 国立天文台/総合研究大学院大学の竹村英晃氏らの研究グループは、星の形成に関する新たな過程を示した研究成果を発表しました。
 研究グループによると、星の赤ちゃんである原始星の形成過程は、従来の予想とは大きく異なることが明らかになったといいます。

 宇宙には主に水素分子でできた分子雲という冷たいガスの集まりがあり、そのなかでも特にガスの密度が高い領域は分子雲コアと呼ばれています。
 分子雲コアは星の卵と言えるもので、ここから原始星が誕生すると考えられています。

 発表によると、星は様々な質量を持って誕生するものの、星の質量関数(質量ごとの数の分布)は天の川銀河のどこでもほぼ同じだといいます。
 そのいっぽうで、分子雲コアの質量関数も星の質量関数と同じような傾向にあることから、分子雲コアの質量は誕生する星の質量にそのまま結びつくと考えられてきたといいます。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 2021-04-21
https://sorae.info/astronomy/20210421-star-formation.html