鉛筆が柔らかく曲がる「ラバーペンシル錯視」のメカニズムと未解決のナゾ

 誰もが鉛筆をゴムのように柔らかくできます。
 鉛筆の端のほうを2本の指でつかんで上下に揺らすだけです。

 硬いはずの鉛筆が波のように揺らいで見えるでしょう。

 この現象は「ラバーペンシル錯視」と呼ばれており、目の錯覚から生じています。

 今回はラバーペンシル錯視のメカニズムと、未だに残る謎をご紹介します。

目次
 目と脳はパラパラ漫画のよう
 速い物体を見る時、網膜はぼやけた画像を取得する
 「鉛筆が曲がるのはなぜ?」ポメランツ理論から解説
 ラバーペンシル錯視の謎は深い

■目と脳はパラパラ漫画のよう

 最初に、脳が目から得た映像を処理する仕組みを考えましょう。

 光が目に入ると、その刺激は網膜にある受容体(信号変換器)によって信号に変換されます。

 そして変換された信号は神経に沿って脳に渡され処理されます。
 
 ただし、脳に渡される情報は動画ではなく画像です。目で撮影された連写画像が脳に送られ、脳がその連写画像を繋げて動画のように私たちに見せているのです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021.02.08 Monday
https://nazology.net/archives/82594