ぜんそく患者「コロナ禍で急減」という衝撃事実

 新型コロナウイルス(COVID-19)流行期に、「ぜんそく(喘息)」による入院患者数が急減したことがわかった。

 気管や肺に感染するウイルスは一般に、ぜんそくを悪化させると知られている。
 そこで、新型コロナも同様にぜんそくのコントロールを増悪させると考えられ、医療関係者の間では、新型コロナ流行当初、ぜんそくの入院患者数が増加する可能性が危惧されていた。

 これは大規模診療データベースを分析する研究で判明した事実だ。
 大規模診療データベースの研究による想定外の結果は、これまで医療で“当たり前だったこと”を見直す機会になるかもしれない。

■手指消毒やマスク着用が効いている?

 この診療データベース研究は、東大大学院医学系研究科・公衆衛生学教室の宮脇敦士助教らのチームと、データック代表取締役CEO兼医師の二宮英樹氏が共同で行ったものだ。
 ぜんそく入院患者数の減少は、新型コロナからの感染予防行動だった手指消毒や、マスク着用による花粉などのアレルゲンへの暴露(さらされること)の減少が主な要因だと推測される。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

東洋経済オンライン 2020年11月05日 08時00分
https://news.nifty.com/article/magazine/12208-849817/