>>15
01◆謎のWow信号

自然界から発生したとは思えない謎の怪電波を
天文台がキャッチする事件が何度も起きている。

有名なところでは『Wow!信号』だろう。

1977年8月15日にSETIプロジェクトの観測を行っていた
オハイオ州立大学のチームが
ビッグイヤー電波望遠鏡で受信した電波信号である。

狭い周波数に集中した強い信号で、明らかに自然由来ではなかった。
観測者があまりの驚きで「Wow!」と書き込んだことからこの名が広まった。

望遠鏡は信号を72秒間に渡り観測することに成功したが、
以降の探査では同様の現象は見つけられず、その起源は謎のままである。
発信源は射手座χ星と呼ばれる5等星から
2.5度ほど南に外れた位置だと特定された。

その後も何度も宇宙から自然界由来のものではないと思われる
電波が様々な観測機関によりもキャッチされた。