>>109
>塩分については血圧を多少上げるとこのメカニズムしかないよ

これが大間違い。勝手な思い込み。
塩分の過剰摂取が身体に悪いとされている理由は、
塩分が血圧を上げるからだけでなく、塩分そのものが血管に負荷を与えるからだ。

>塩分は血圧以外の面でも危険な影響を及ぼします。
>1990年代に、塩分の摂取と脳卒中死亡率の関連性のほうが、血圧と脳卒中死亡率の関連性よりも強いことが判明したのです。
>この研究結果は、塩分が血圧と関係のない面からも、心臓血管系に有害作用をおよぼすことを示すものです。
そして高血圧も腎臓病につながりますが、塩分摂取は、またそれ以上に腎臓に障害となることもわかっているのです。
 

さらなる研究で判明したのは、長期にわたるナトリウムの過剰摂取は細胞の異常増殖を促すことから、
血管壁が厚くなる、構成タンパク質の合成に異変が生じるなどの現象が起き、やがて血管が固くなるのです。

また、別の調査では、ナトリウムの多量摂取が頚動脈壁の肥厚に関与していることが示されました。
頚動脈壁肥厚は、高血圧でなくても心臓発作や脳卒中に直結するリスク因子です。
(スタチンが頚動脈の肥厚を縮退させるとの報告がある)

塩分の多量摂取は、骨粗しょう症のリスク因子でもあります。
過剰なナトリウム摂取は、尿へのカルシウムの排出を促すので、骨からカルシウムが出ていき骨密度が低下することにつながります。
アメリカ人のナトリウム過剰摂取は股関節の骨量の低下に関連づけられており、ナトリウムの制限で、骨破壊マーカーが下がることがわかっています、
たとえ高カルシウム食を摂っていたとしても、塩分の摂取が多いと骨からのカルシウム損失の実質量は多くなります。
 
カルシウム損失のリスクが最も高いのは閉経後の女性ですが、少女でも塩分摂取量が多いと思春期における最大骨量に達せず、後年骨粗しょう症になるリスクを増加させます。
 

また、塩分摂取量は肺がんに最も強くかかわっている要因です。
24カ国の塩分摂取量を調べた統計では、胃がんによる死亡率との強い相関関係が示され、さらなる調査で塩分の摂取と胃がん罹患率の正相関が認められました。
また、塩分の多い食事は医に存在する、潰瘍の原因菌(ヘリコバクター・ピロリ)の増殖を増やし、胃がんのリスク因子となっています。
恐ろしいことに、高塩分摂取は総死亡率との相関も認められています。


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