【ブラックホール観測】「視力300万」は視力検査でどれくらい見える? ブラックホール観測の“超高精度”を数字で味わう[04/11]
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国立天文台が参加する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」は4月10日、初めてブラックホールの影の観測に成功したと発表した。
観測したブラックホールはおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホール。地球から約5500万光年の彼方(かなた)にあり、質量は太陽の約65億倍だという。
ブラックホールの影の直径は約1000億キロメートルで、ブラックホールの表面といえる「事象の地平面」(イベント・ホライズン)の直径は約400億キロメートル。非常に大きな数字だが、地球から見たときの角度はわずか約42マイクロ秒角(=約1.2度の1億分の1)。
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1904/11/ki_1609376_blackhole02_w290.jpg
今回観測に用いた仕組みは、「超長基線電波干渉計」(VLBI)という、世界各地の望遠鏡を束ねて仮想的に地球サイズの望遠鏡を構成するもの。チリ、スペイン、ハワイ、メキシコ、アリゾナ、南極にある計8つの電波望遠鏡を同期させることで、20マイクロ秒角の解像度を実現した。
国立天文台は、20マイクロ秒角を「人間の視力300万に相当」「月面に置いたゴルフボールが見えるほど」と説明する。
月面のゴルフボールが見えるという説明でも十分そのすごさは伝わってくるが、せっかく「視力300万」という例えもあるので、「視力300万なら視力検査でどれくらい小さいものが見えるのか」ということも計算してみたい。
なお、この計算はVLBIで近くのものが見えるということを示しているわけではなく、あくまで例えであることを先に断っておく。
■5メートル先の視力検査を視力300万で見てみると
視力1.0とは、1分角(60分の1度)を識別できることであり、5メートル先のランドルト環(「C」のマーク)の切れ目約1.45ミリメートルを認識できることに等しい。
これは三角比の、
tan(角度) ×(底辺の長さ)=(対辺の長さ)
という関係式に値を代入することでも確認できる。
では、20マイクロ秒角で5メートル先を見るとどれほど小さいものが見えるのか、式から計算してみよう。
視角の計算の場合、鋭角θの直角三角形ではなく、鋭角θ/2の直角三角形が上下に対称となった二等辺三角形と見て計算するべきなので、
tan(10マイクロ秒角) × 5メートル × 2 = 約5 × 10^(-10)メートル
と計算できる。
5×10のマイナス10乗メートルはすなわち0.5ナノメートルだ。PM2.5と呼ばれる微粒子の大きさが2.5マイクロメートル(以下)で、1ナノメートルの2500倍に当たる。水素原子の直径が約0.1ナノメートルなので、視力300万は5メートル先に水素原子が5つ並んでいるところを認識できるはずだ。
まとめると、「視力300万は視力検査で水素原子5つ分の隙間を識別できる」といえる。
もちろん、電波望遠鏡は顕微鏡ではなく、これほど近くに焦点を合わせられるものでもない。
しかしブラックホールの観測に必要な精度がどれほどのものか、この例えからでも感じられるのではないだろうか。
他にも実験の詳細を見ていると、各望遠鏡に正確な時を刻む原子時計を設置して正確な同期を測ったり、500テラバイトの観測データの合成・解析・確認を2年かけて行ったりと、精度を確保するための慎重さが見て取れる。
世界の天文学者が力を合わせた超高精度の偉業が、今回のブラックホール観測につながったといえる。
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1904/11/ki_1609376_blackhole01.jpg
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ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1904/11/news114.html >>1
これセシウム原子時計で計っているんだろうから、1000倍厳密に測れる
光格子時計で同期させたら、もっと細かくなるんじゃないの? >>9
4基以上あればどれだけ離れてても同期は可能やね おっぱいの原子が見えてもそれだけでは興奮できないだろwww あぽろ計画で宇宙飛行士が
月面でごるふしてなかったっけ。
多分ボールは回収してないだろ。 これを観測されたことで
なんで相対性理論が成り立つのか
本当の猿にでもわかるように教えてほしい B.H.の存在を相対性理論で予言してたんで、それが発見されたんで
理論が正しかった、という事らしいぞ。 >>35
アインシュタインが予言したわけじゃないよ >>6
別に地面設置にこだわる必要はない
宇宙空間(地球と太陽のラグランジュ点)上に
互いに数万km 以上距離を離して3基以上浮かべて観測する計画がすでにある >>14
サジタリウスA*も観測してるけど誰も触れて無いって事は
失敗したんだと思ってる いて座A*はM98のSMBHより3桁小さい
距離はずっと近いが、銀河系の星間物質越しに観測する事になるから
難度は高い
分析に時間が掛かってるのはそういう理由 >「視力300万は視力検査で水素原子5つ分の隙間を識別できる」といえる。
東京ドーム〇個分、というのが実はとても親切で解りやすい表現だったと認め、数々の失礼な罵倒を御詫びします。 わざわざ面倒な計算してまでご苦労なことだが
5m先の水素原子より月面にゴルフボールのほうが分かりやすい 最近見ないが例のサンコンさん
テレビで視力検査したところ驚きの3.0
それでも「視力が落ちた」と笑いを獲ってたのは有名だが、マサイの人は「裸眼で土星の輪が見える」とも聞いたことがある
それだと視力いくつになるんだろう >>29
水素メーザー時計が多い。セシウムでもできると思うけど
後の処理で天体からの電波を使って同期させる。処理が上手く行ってれば0.001ナノ秒くらいで同期できてるのでは?
>>5
ノーベル賞はいらんし分野としては物理でもないし
単なる国際協力だしみなでしろうみたいなのだし 質量65億倍とかって、やっぱりビッグバン理論を信じられないよ
そんな大きな星達が何にも無い所から産まれたって言われても
素粒子なんて小さすぎて理解できないけど、ブラックホールは大きすぎて意味不明 電波望遠鏡の時間と方位を同期させるために遥か遠方にあるクェーサーの電波を基準信号として使うと聞いたけど、どうなん? いて座Aスターのブラックホールの画像を早く観てみたいもんだわ >>53
いきなりドデカいんじゃなくて、何億年もかけてブラックホール同士が合体を繰り返しデカくなった 昔立体視やった直後に視力体感で6位になってビビった >>6
あんまり遠い所だと通信の時差があるけど問題にはならないの? >>56
銀河の中心の超巨大ブラックホールは合体で成長するには宇宙の年齢とは矛盾するんだって。
いきなり巨大ブラックホールが誕生した事でなければ説明出来ないけどまだその過程はわかってない。 >>1 原子・分子レベルでいうなら、どれくらいまで見えるんだ老化? >>21
望遠鏡って言っても 通常の目に見える可視光は見るためのものでない。 ていうか光は見えない。
中心のブラックホールの黒い部分も周囲の色も 想像で着色しただけ。 >>3
ちょっとゴルフボールを置いてきてくれるか? 月面に。 >>58
リアルタイムで結果出すのでなければ、
お互い原子時計で同期取っておいて後で突き合わせれば良いんじゃない 地球から月の温泉に入ってるオマンコのクリトリスを見ることができるレベル。
月に設置して温泉覗くツアーとかあればいいのに。 狙い定めれば、宇宙人の都市とかも発見できるだろうな。 >>65
シミュレーションな
シ「ミュ」レーション >>65
同じだったら怪しい。
違っていたらやっぱり怪しい。
って言うんだろ?あんた >>58
それでめちゃくちゃ苦労したらしい。
ついでに位置も。地殻の潮汐やハワイのプレート運動や南極の氷床の動きが問題になるくらい。
宇宙望遠鏡では相対論的効果補正とかで苦労するんだろうな。 Black Holes and the Birth of Universes - Space Discovery Documentary
http://youtube.com/embed/AGIVjW0YcEU?list=UUu2QtA-3OIJoXdBZfHc3zRA 大きな目を持つ動物、たとえばアフリカ象の視力はどれぐらいあるのだろうか? >>76
目が大きくても、視野が広かったり、暗くてもみえたりする方に使われている場合が多いよ
遠くが見える「視力」が良いのは鳥類じゃないかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています