>>111
> 日本は動力分散式の軽い車体を使ってるけど
> 軽い車体は速度を出すと浮いてレールに力が伝わらないよ?
> 海外は機関車で動かす重い車体での記録だから
> 日本も速度を上げるためには重量化が必要じゃないのか?

もし本当に高速走行で車体が浮くのであれば、空力的な手段(車体の形状の工夫や必要ならば翼状の構造を追加)で車体をレールに押し付ければ済むことだ
車体を重くする必要性はゼロだし、重い車体は一度きりの新記録には向いている可能性はゼロではないが営業運転で高速走行をするのには向かない
その理由は重い車体が高速走行をすると線路の劣化が激しく、保線作業が大変になるからだ

フランスのTGVは大出力の電気機関車を使った動力集中方式だから列車全体の動力を前後2台の電気機関車で発揮せねばならないので、
その大出力の電気機関車は非常に重くなってしまっているだけで、電気機関車が大重量であることはTGVの長所ではない

日本の新幹線の速度が大きく制約されている理由は、次のように幾つかある
1.限られた平野部に極めて多い人口が住んでいる我が国の国土の特徴から、フランスのように広々とした土地に線路を真っ直ぐ通せずクネクネとやたらとカーブの多い路線にならざるを得ないこと
(カーブが多ければ高速走行は難しい)

2.そのクネクネとカーブした路線さえも、人口密集地を通過せざるを得ず、騒音や振動の制限のために速度制限をせざるを得ない
(この典型は、東北+北海道・上越・北陸新幹線が全て通る東京〜大宮間の区間の路線速度制限が在来線並みの低い運転速度にせざるを得ないケースだ、
この区間をせめて時速250キロまで出せれば、これら3新幹線の所要時間は大きく減らせるだろうに)