JR東海は、2020年度に東海道新幹線で導入をめざしている新型車両N700Sについて、営業仕様の新幹線で同社として過去最速の時速360キロの試験運行を19年中に実施すると発表した。車両性能の高さをPRし、新幹線の海外輸出に弾みをつけたい考えだ。実施の時期や場所は未定。

 現行の主力車両N700Aの営業路線での最高速度は285キロ(東海道区間)。N700Sは18年7月の試験運行で、米原―京都間を最高時速330キロで走行したが、今回はそれよりもさらに30キロ速い。

 金子慎社長は、今回の狙いについて「より厳しい条件で能力を試すことが主目的」と説明し、営業路線での360キロ走行は想定していないという。

朝日新聞デジタル
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