夏の暑さを閉じ込めておいて冬に使うエネルギー貯蔵システム「MOST」が実用化にむけ研究中[10/13]
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うだるような夏の暑さに襲われている時に「どうせならこの暑さを貯めておいて、冬に暖房として使えたらいいのに」などと思ったことがある人もいるはず。現実には熱エネルギーをいつまでも保ち続けることは難しく、夏の暑さを冬に活用することは容易ではなかったのですが、新たに開発が進められているシステム「MOST」は、全く別の方法を用いることで熱を分子の中に閉じ込めて再利用することが可能なシステムとなっています。
Emissions-free energy system saves heat from the summer sun for winter | Chalmers
https://www.chalmers.se/en/departments/chem/news/Pages/Emissions-free-energy-system-saves-heat-from-the-summer-sun-for-winter-.aspx
New emissions-free energy system could save heat from the summer sun for winter
https://knowridge.com/2018/10/new-emissions-free-energy-system-could-save-heat-from-the-summer-sun-for-winter/
MOSTは、ヨーロッパの名門工科大学の一つでスウェーデンにある「チャルマース工科大学」の研究グループによって開発されたシステムです。特殊な分子の中に熱エネルギーを別の形で蓄えることで保存しておき、必要なときに熱に変換してエネルギーを取り出すという仕組みとなっています。
「特殊な分子」は炭素と水素、窒素から成るもので、太陽光を受けた時にエネルギーが豊富な異性体に変換されるという特性を備えています。異性体は、同じ種類の原子を持ちながらも違う構造をしている物質のことを指します。
このシステムでは異性体は液体の形をとっており、エネルギーを蓄えた状態で貯蔵することが可能。そして夜や冬場など必要になったときに熱を取り出すことができます。また、液体であることから既存のソーラーシステムに組み込むことが可能で、MOSTという名称は「Molecular Solar Thermal Energy Storage(分子ソーラー熱エネルギー貯蔵)」から取られています。
この構想自体は比較的古くから存在していたもので、研究グループは長年にわたって研究を続けてきたとのこと。2017年には技術に大きな進歩がもたらされたことで、実用化に向けた大きな前進を得ることができたそうです。研究グループのリーダーを務めるKasper Moth-Poulsen氏は「この異性体に収められたエネルギーは、最大で18年間にわたって保存することが可能です。そのエネルギーを取りだして使用する段階では、予想していたよりも多くの熱を取り出すことができました」と語っています。
システムの中には触媒が組み込まれており、異性体を含んだ液体がフィルター状の触媒を通るときに熱が発生します。その際に発生する熱により温度がセ氏20度だった水を83度にまで加熱することが可能で、温められた水は暖房などに利用することができます。また、触媒を通った異性体の分子は元の構造に戻るため、再びソーラーシステムに循環させて熱を取り込むことが可能。このようにして、使い捨てではない循環可能な熱交換・保存システムが実現されているとのこと。
今回の発表の大きな成果の一つが、かつては液体に可燃性のトルエンを用いる必要があったことを改善したところにあります。システムの中をトルエンが循環することになると火災の危険性が高まるため、一般家庭などで使うことは現実的ではなかったのですが、新たにトルエンに依存しない液体を用いることが可能になったおかげで、安全性の高いシステムへと進化させることができたそうです。
MOSTはエネルギーを貯めるときも取り出す時も二酸化炭素を排出しないシステムとなっている点も大きな特徴。もちろん、分子の製造過程などトータルなカーボンフットプリントは考慮する必要はありますが、「熱を別の形で蓄えておいて、必要なときに取り出す」という、あるようでなかった仕組みは今後の社会の中で重要な位置を占めることになる可能性があります。
研究グループは今後、熱の取り出し性能をさらに高めて110度にまで加熱できる装置の実現に向けた研究を進める方針で、今後10年以内・2028年までの実用化を目指しているとのことです。
https://i.gzn.jp/img/2018/10/13/molecular-solar-thermal-energy-storage/01_m.jpg
https://gigazine.net/news/20181013-molecular-solar-thermal-energy-storage/ これができれば苦労しない
エネルギーストレージが最大の難関
富士の氷穴とか氷室とかあるけど規模の割に効率が悪い これが成功すれば砂漠で農業がかなり可能になるね
まぁ何故か不幸な出来事が連発で成功しないだろうけど(達観)
30年以上前の当時、世界最高の完成度を誇っていた日本製OSであるトロンOSの開発者が
日航機墜落事故でほぼ全員が死亡した不幸な事故思い出すわー いろいろと面白い技術ができるもんだね。サウジアラビアも慌てて脱石油に走るわ 外気温-5度でも 窓からの日光って十分暖かいんだな
停電時に初めて知ったわ 省エネって言って夏の冷房ケチるくせに
冬は暖房ガバガバ効かすのどうかと思う
女の多い職場 夏の暑さでサトウキビやトウモロコシを育てて、冬にエタノールで暖房を稼働させればいいんじゃない? >>15
空き地に種蒔けば勝手に育つわけじゃないしなぁ。
作物からのエタノール精製なんて、畑耕したり収穫するトラクターの燃料消費だけでも消えそう
他に肥料や農薬も必要だし無理だろ 高層ビルあるようなところは容量的に無理だろうな
田舎の一軒家がメインかな? >>15
単位面積あたりのエネルギー貯蔵率が低すぎるんじゃない?
育てたことがあるならわかるけど、トウモロコシって意外に面積食う割に身が少ない
飼料用のトウモロコシの花粉が飛んでくると糖度も低い
水も肥料もバカ食いするし、アブラムシやアリも沸くからほったらかしにもできない 夏でも冬でも一定の温度の「地下水」を利用した「冷暖房」の方が
簡単にできそうなイメージ。 どちらかというと逆の方が良いな
東京の厚さは殺人的 >>20
地下水ではないが家庭用地熱式なら北海道で結構使ってる くりかえし使えるカイロ(酢酸水溶液)の大きいやつか。 お風呂いっぱいのこの物質があったとして、お風呂2,3回沸かして終わりなら割に合わんなあ。 >>25
俺もそっちで思った。
大気熱でお湯沸かして何なら発電すれば良い。 最近、この熱エネルギーを色々使えないかと。思っていたが。 >>22
ヒートポンプか。
それよか夏の熱エネルギーでやりたいよな。
気温も下げれるだろうし。 >>21
でも、熱エネルギーを吸収出来るなら、気温も下げれるだろう。
膨大な吸収量が必要だろうが。 熱を分子の中に閉じ込めるときも、そこから熱を取り出すときも膨大なエネルギーを必要とするし、
エネルギーロス分は熱として大気中に放出される。 理系で水素社会を推進するような研究成果を出すのは馬鹿
無駄飯食いの商社儲けさせるだけ
理系がやらなければならない研究は自宅の屋根のソーラー
発電で電気を全て自給できるようにする研究や自宅で水か
ら水素を作ってエネルギーを全て自給できるようにする研
究
要するにエネルギーを無駄飯食いの商社を介さずに得られ
るようにする研究
トヨタのミライを出すのは自宅で水素を自給できるように
なってからでないとダメ
そこを理解してない理系が以外に多いことに驚く
もしあなたが水素社会を推進するような部署に配属された
ら、わざと間違えた方向に研究を進めたり重要なデータを
見なかったことにしてスルーしたり文系男の真似して毎日
会社でぼけーとして給料貰っとけ
どうせ特許は会社の物だ
ちなみに、ソーラー発電のウチはこの夏遠慮せずにエアコ
ン使ったが電気代0円どころか5万円貰える(既に原価償
却済み)
鼻クソみてえな銀行の利子よりずっと多い
皆で太陽光発電にすれば無駄飯食いの商社潰せる段階に来
てる 分子異性化による熱容量だからたいした蓄熱にならんよ
大量の液体が必要だろうな
水1リットル沸かすのに
その液体1リットル必要なら実用はムリ アンモニアに二酸化炭素を加えると加熱するとかで
ソーラー加熱でアンモニアを加熱 >>6
どっちかコスパ良いんだろ?
【エネルギー技術】水力発電よりも低コストで実現できる「コンクリートバッテリー」とは?[08/21]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1534986976/ 持ち運び可能な暖房って
手回しハンドル式発電機で少しの電気を発電→イオンコイル→電気を昇圧→
棒状の両端にコイルを巻き、中央に集める→高温→ヒートシンク→ファンを回し→送風 >>35
地震の際の北海道住民のカキコではなかろうか。 熱エネルギーで水素を発生させて貯蔵、という事でいいのでは? 屋根を液体冷却するからエアコン程ではないけど空調効果ありそう
農業と組み合わせて真冬に温室野菜が安くなればいいね >>44
なんかこすり合わせて摩擦熱起こしてファンで送る方が早くね? 熱を液体にして貯めておけるの?! めちゃくちゃすごい 雪国が泣いて喜ぶなあ 夢の技術だ ノーベル賞すらありうる 普通に夏の暑さや日光や季節風を利用して蓄電すればいいだけだろ
冬はツーバイフォー工法&セントラルヒーテイィングで高効率 棒状の両端にコイルを巻き、中央に集める→高温=誘導加熱 暑さを閉じ込めるのに膨大なエネルギーを使い
結果本末転倒な技術になるんだろ? 地中熱利用の方がコスパいいだろうな
熱を貯める媒体がタダなんだから マグマだまりまでパイプを通せば季節関係無くエネルギーが得られる 現代版の氷室で、雪を地下室に大量貯蔵で、
夏に冷房として使うのは、北海道で実用しているのは知っている。
だが、夏の熱を冬に使うのは無理が多くないか? ほぼ無尽蔵かつ夏と冬の温度差で相転移して大きな潜熱を蓄えてくれる物質があるな 温度差があれば、熱電対とかスターリングエンジンとかで
発電できるよ。 だから、地下に熱移動をほぼ完全遮断できる施設を
作って、夏と冬で相互に入れ替えて発電すりゃ売電で稼げるな。 >> 「特殊な分子」は炭素と水素、窒素から成るもので、太陽光を受けた時にエネルギーが豊富な異性体に変換されるという特性を備えています。
炭素C、水素H、窒素Nか。つまりHCN。青酸ガスが地球を救うんだ。 スレタイだけ見て、夏に植物育てて冬に燃やすのが頭に浮かんでしまった 使い捨てでは無いカイロ
カイロの中身よく知らんが、基本鉄の酸化反応か
還元してやれば元に戻るか >>21
冬の冷えを貯蔵しておいて猛暑日に道路を冷やせればいいのにね 熱なんて発生させるの簡単なんだから、貯蔵が必要なのは冷気の方 問題は溜込める容量だと思うんだが、風呂を1回沸かすのにどれぐらいの大きさ? >>1
すごいね。
もし110度まで達成出来たら、
人間の生活は水を中心として活動しているから
ほぼ色んな分野をカバー出来るようになる。
とても期待したい話だな。 >>65
野球のドームとかでやればいいのにね。
野球をやっていない夜は、ホームレスの
家にしてやればいいのに。
深夜まではでていってね?という風に
出来ないのかね。 これはいいな、日本のように夏冬の温度差が激しい所にはもってこいだ >>12
個人の家レベルであれば
建物内の空気を地熱と循環させるようなシステムは実用化済みだね >1
熱量の計算をしてみろ。
いまだにこんなバカな議論をしている輩がいるとは。永久機関の議論の方がまだまし。 地中の温度は年間通して15度程度で一定
そこから空気を送り込めば夏は冷房に、冬は暖房に使える >>84
そういう管理された暮らしはしないと思うぞ >>94
地下鉄の温度環境を想像してみればわかると思うが役に立たない
熱貯まりすぎて地上より空調にエネルギー使ってる
しょうがないから巨大な空調システム作って余った分を近隣ビルに分配してる始末
熱伝導率って考えたほうがいい
なぜ布団はあったかいのか MOSTスタンダードマイクロシステムズの登録商標です。
つかCANとかMOSTとかググり辛ぇんだよ。 >>45
9月にマイナス五度になる場所は北海道でもありえない そんなに長期間保存することを考えなくても、寒冷地と暑地の熱交換でいいのでは。 >>15
そうなったら土地面積勝負だから
日本に勝ち目はないような…
日本の国土を全て田畑にしても
売上高はトヨタに敵わないとか… サバでジンマシンの出る俺は
宇宙にはいけないな
くそっ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています