ホホジロザメに代表されるネズミザメ科の方が
歯の形が単調なんだよなあ

メジロザメ科は、ヨシキリザメなんかは細くて尖ってるけど
基本的には様々なギザギザが歯にあって形も斜めに微妙にカッターのようになってて
ただ噛み付いて突き刺すだけでなくて、歯の圧力が横向きに掛かって獲物を摺り切ったり
あるいは横にかなり広くて切り裂きにも噛み砕きにも対応していたりと幅広い

あと、メジロザメ科は卵胎生というより胎生というかほぼ胎盤に近いものを作って子供を大事に育てるが
ネズミザメ科は面倒だから卵を多めに生んでおいて、腹の中で早く生まれた子ザメが
まだ孵化してない卵をどんどん食って行くんだっけ
その辺のシステムも原始的だ

ただし、ホホジロザメに関しては子宮内にミルク類似物質を分泌し、卵を食べ過ぎなくても
子ザメが子宮内の羊水を飲むだけでも栄養が摂れるようになっていると分かっている

胎盤って親子の組織の免疫機構の隙をついて出来るものであって簡単には出来ないんだよな
そこを突破したメジロザメは大したもんだ
(でも硬骨魚類だとアンコウの一部の種類なんて小さな雄が雌の乳頭状組織を咥えてたら最後は血管レベルでくっ付いてしまうんだっけ
そして雌雄で産卵・放精後に、♂は♀に吸収されてしまう)