2011年に起きた福島第一原発事故はカリフォルニアワイン中の放射性粒子の上昇につながった。
仏ボルドー大学のボルドー・グラディニャン原子力研究所の研究チームによる論文が発表された。

Michael S. Pravikoff、Christine Marquet、Philippe Hubert氏らは
米カリフォルニア州で2009〜2012年に採集されたワインから作られた赤ワインとロゼワインを調べた。

この分析は、原子炉と核兵器の核分裂で主に形成される人工放射性同位体であるセシウム137または放射性セシウムの存在を示した。
原発事故のあとに生産されたワインには、放射性粒子のレベルの増加を記録した。
研究を率いたPravikoff氏はニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、分析したワインは健康への危険がなく、
含まれる放射性粒子の量は「非常に低く、世界の自然放射線レベルよりはるかに低い」と強調した。

カリフォルニア州保険局は、研究のことを聞いたことがないとして、
「カリフォルニア州に住む人の健康と安全への脅威はない」と強調。さらに「この研究が変えるものはない」と述べた。
ニューヨーク・タイムズが説明するところ、世界保健機関(WHO)は以前、
福島原発事故のあとも日本国外の飲食物の放射性粒子の量は高くなく、健康被害はないと発表していた。

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