DNA鑑定では通常15箇所の比較を行い、別人にもかかわらず15箇所全部一致する
確率は4兆7000億分の1といわれてる。これを基に計算すると、別人にもかかわらず
偶然14箇所一致する確率は53億分の1しかない。
また、癌という病気はDNAの一部の細胞増殖にかかわる部分が傷つく事で起こる病気
であることが知られており、DNAが突然変異を起こすことも充分考えられる。

以上の点を踏まえれば、DNA型の不一致といっても15箇所中1箇所一致しなかったこと
のみをもって別人と判断した高裁こそDNA鑑定結果の誤った解釈になる。