地球上に落下した月の隕石いんせきから、
月の地下に大量の氷が埋蔵されている可能性を示す鉱物を発見したと、東北大などの研究チームが2日、発表した。

 記者会見した東北大学際科学フロンティア研究所の鹿山かやま雅裕助教は
「これまで月の北極や南極の周辺地域にしか水や氷がないと考えられていたが、それ以外の水の痕跡を示すものだ」と説明した。

 発表によると、この鉱物は「モガナイト」。生成するのに水が必要とされる。
研究チームは、アフリカ北西部に1万7000年前に落下したとされる月の隕石を分析した結果、モガナイトを発見した。

 隕石は、彗星すいせいなどが月に衝突した際に舞い上がった月の地中深くの岩石を含んでいると考えられ、
研究チームは、モガナイトの含有量から岩石1立方メートルあたり18・8リットルの水分があったと推定。
月の地下は低温なため、氷の状態で存在する可能性があるとしている。

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読売新聞
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