2022年10月4日, 02:25
https://sputniknews.jp/20221004/13191246.html

ロシア最高検察庁は、解放されたアゾフスタリ工場の敷地内で、ドネツク人民共和国軍によって発見された、ウクライナ民族主義アゾフ大隊(ロシアで活動が禁止のテロ組織)「第2鉄の百人隊」のエンブレムに、ナチスが用いたシンボルが使用されている事実を発表した。(※ロシアではナチスのシンボルは禁止)

このエンブレムはアゾフ大隊の一中隊のもの。この中隊は、第二次世界大戦中のウクライナ反乱軍で、当時のヒトラーの独軍の一部隊の名称にちなんで「鉄の百人隊」と呼ばれている。

■エンブレムのシンボルは何を意味しているか?

今回見つかった現代版「鉄の百人組」のエンブレムには黒い太陽が描かれている。これはかつてナチス親衛隊(SS)の象徴として使われていた12個のシゲル(独語で「勝利」)ルーン文字の円形を示し、これが、後にナチス親衛隊のトップのハインリヒ・ヒムラーの城を飾っていた。エンブレムには黒い太陽を背景にアンビル(鉄床)とそこに打ち付けるハンマーが描かれ、ハンマーの衝撃でアンビルから弾丸が飛び出している。アンビルには第2鉄の百人隊を意味するローマ数字のUが、ハンマーには第2SS装甲師団とウクライナ国家アゾフ連隊のシンボルであるヴォルフスアンゲルが描かれている。