【ニューデリー時事】駐アフガニスタン米軍は7日、アフガンにおける過激派組織「イスラム国」(IS)のトップであるアブドゥル・ハシブ指導者を殺害したと発表した。同指導者は、3月に首都カブールで約50人が死亡した軍病院襲撃事件の黒幕とされる。
 米軍とアフガン治安部隊は4月27日、東部ナンガルハル州で特殊部隊によるISの掃討作戦を実施し、ハシブ指導者を含む幹部数人と戦闘員35人を殺害した。米軍は同13日、同州アチン地区に大規模爆風爆弾(MOAB)を投下し、ISの地下施設を破壊。その後、地上部隊による掃討作戦を進めていた。
 駐留米軍のニコルソン司令官は声明で「年内にアフガンからISを駆逐するという目標達成に向けた重要な一歩だ」と成果を強調。これまでの掃討作戦でISが支配していた地域の半分以上を解放したと明らかにした。
jiji.com
2017年05月08日16時33分
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