9月15日、トレーディングカードゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ(SDBH)』のプロモーションアニメが新たに公開された。その中で悟空&ベジータがとんでもない究極形態を披露するシーンがあり、「ドラゴンボール」ファンたちに衝撃を与えている。

「ドラゴンボール」シリーズでは、本編完結後も延々と戦力がインフレし続けていることでお馴染み。これまでのインフレの歴史を振り返ってみると、まず2015年の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』にて超サイヤ人ブルー(超サイヤ人ゴッドSS)が登場。これは「超サイヤ人ゴッド」の力を持つサイヤ人が、さらに超サイヤ人に変身することで、圧倒的な力を手にするというものだった。そして『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編では、「身勝手の極意」という新たな技が登場。身勝手の極意を使った状態の悟空は、超サイヤ人ブルーの時よりも強いと言われている。

そんな中、今回公開されたプロモーションアニメ『SDBH』新時空大戦編の6話では、インフレの究極系とも言える「超サイヤ人ブルーゴジータ(身勝手の極意)」が登場した。作品を追っていない人には何のことかわからないだろうが、これは悟空とベジータの合体戦士「ゴジータ」が「超サイヤ人ブルー」になり、その上で「身勝手の極意」を使った形態だ。

これまで登場した技を全て詰め込んだような力に、ファンからは《もうこれよくわからんな》《超サイヤ人ブルーの身勝手の極意は劇場版で初公開した方が良かっただろ…》《今までの強化ネタを整理するスタッフ大変そう》《サイヤ人の変身形態多すぎ》といった声があがっている。

超サイヤ人の変身形態はどこまで複雑になる?
とはいえ『ドラゴンボール超』には他にも強い技がたくさん登場しているため、それらをかけ合わせることでさらなる高みを目指せるかもしれない。たとえば最近では、ベジータが「我儘の極意」という新たな戦闘形態を会得していた。つまり理論上は、「超サイヤ人ブルーゴジータ(身勝手の極意+我儘の極意)」も可能と言えるだろう。

しかし最強の戦闘形態にファンが盛り上がる一方で、「SDBH」プロモーションアニメのやりたい放題っぷりに頭を抱える人も少なくない。たとえば以前は人造人間・セルが地獄から蘇り、原作では敵対していたはずの悟空と仲間になる…というオリジナルストーリーが描かれ、物議を醸していた。

『ドラゴンボール超』本編や映画だけでなく、さまざまな媒体で新たな能力や関係性が描かれている「ドラゴンボール」シリーズ。各媒体の辻褄合わせが大変そうだが、2022年公開予定の劇場版最新作では、どのようなストーリーが展開されるのだろうか。

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